さて、開設の挨拶も済ませ、何を投稿しようかと考えましたが、昨日開催されたアカデミー賞について自分なりに振り返る記事を作ろう!ということで、やっていこうと思います。
まず、自分が今回アカデミー賞までに観れた作品(授賞作)を挙げると…
という感じ。「ゲット・アウト」は近くでやってなくて見逃してます…
さあ、振り返っていきましょう。
作品賞:シェイプ・オブ・ウォーター
個人的には「シェイプ・オブ・ウォーター」に獲って欲しいけど、「スリー・ビルボード」かな…と予想してましたが、見事に授賞してくれました!
いやぁ、怪獣映画が初めてオスカーの作品賞です!歴史がまた動きましたね…ものすごく、嬉しいです!!
監督賞:ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」
とうとうデル・トロ監督が監督賞に!こちらもものすごく嬉しい!!
「ヘルボーイ」、「パンズ・ラビリンス」、「パシフィック・リム」などなど…ようやく実を結んだなという感じがします!おめでとうございます!!!
主演男優賞:ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
これ、チャーチルなんじゃないか!?というくらいゲイリー・オールドマンの姿が感じない…さすが、ゲイリー・オールドマンだ!という感じです。
今回が初授賞だそうです。意外ですね…
主演女優賞:フランシス・マクドーマンド 「スリー・ビルボード」
これは納得です。圧巻の演技だったな…素晴らしい!
助演男優賞:サム・ロックウェル 「スリー・ビルボード」
こちらも素晴らしかった。「スリー・ビルボード」は演技と演技のぶつかり合いでした。
最初と最後じゃ印象がガラリと変わった気がします。
助演女優賞:アリソン・ジャネイ 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
これは助演女優賞獲りますね…観たくなってきた……
脚本賞:ジョーダン・ピール 「ゲット・アウト」
個人的には「スリー・ビルボード」が授賞すると思ったら、予想外!ホラー映画が脚本賞もすごいことです!!
脚色賞:ジェームズ・アイヴォリー 「君の名前で僕を呼んで」
「眺めのいい部屋」や「モーリス」などで知られる御年89歳の監督が脚色賞で授賞。
長編アニメ映画賞:「リメンバー・ミー」
ピクサーとしては「インサイド・ヘッド」以来2年ぶり9回目の授賞。ピクサーは強い…
短編アニメ映画賞:「Dear Basketball」
元NBA選手コービー・ブライアントを題材にしたアニメ。こういうのはYouTubeとかネットにあるといいのだが…あるかな?w
長編ドキュメンタリー映画賞:「イカロス」
ロシアのドーピング問題について取り扱った作品。
NETFLIXで現在配信中なので、チェックしてみては?
短編ドキュメンタリー映画賞:「Heaven Is a Traffic Jam on the 405」
ロサンゼルスの著名アーティスト、ミンディ・アルパーの作品から、その生涯をひも解く作品。
短編映画賞:「The Silent Child」
耳の聞こえない少女が、手話を学び人とのふれあいの素晴らしさを知っていく物語。
外国語映画賞:「ナチュラルウーマン」 (チリ)
“自分らしさ”を守るべく奮闘するトランスジェンダーの女性を描いた作品。
作曲賞:アレクサンドル・デスプラ 「シェイプ・オブ・ウォーター」
「グランド・ブダペスト・ホテル」以来2度目の授賞。今回の音楽は良かったです…
主題歌賞:「Remember Me」 「リメンバー・ミー」
「This Is Me」(「グレイテスト・ショーマン」)でも良かったけど、こっちでした!
音響編集賞・録音賞:「ダンケルク」
戦争映画がよく獲る印象があるこの賞。今回は「ダンケルク」が授賞。確かにIMAXで観たときの音響効果はすごかった…
美術賞:ポール・デナム・オースタベリー、シェーン・ヴィア、ジェフ・メルヴィン 「シェイプ・オブ・ウォーター」
納得。美しかったもん……
撮影賞:ロジャー・ディーキンス 「ブレードランナー 2049」
ショーシャンクの空に、ファーゴ、クンドゥン、オー・ブラザー!、バーバー、ジェシー・ジェームズの暗殺、ノーカントリー、愛を読むひと、トゥルー・グリット、007/スカイフォール、プリズナーズ、アンブロークン、ボーダーライン……
と13回授賞できなかったものの、今回14回目にしてついに授賞!!
ブレランとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がマッチした世界観を見事に作り上げた!
メイクアップ&ヘアスタイリング賞:辻一弘、デヴィッド・マリノフスキ、ルーシー・シビック 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
チャーチル首相を見事に再現したメイク。授賞も納得です。日本人の辻一弘さんが授賞されました!おめでとうございます!!
衣裳デザイン賞: マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」
「アーティスト」以来2度目の授賞です。ダニエル・デイ=ルイスさんの引退作なんだよね、これ……
編集賞:リー・スミス 「ダンケルク」
「ベイビー・ドライバー」が授賞すると予想しましたが、「ダンケルク」!106分であの濃密さの編集を評価されたのか?
視覚効果賞:「ブレードランナー 2049」
まあ、予想通り。「猿の惑星」に(特にアンディ・サーキスへの評価)!という声もありましたが、ブレランの世界観は凄いから……
さあ、以上が授賞作となります。
「シェイプ・オブ・ウォーター」が最多4部門、「ダンケルク」が3部門、「スリー・ビルボード」、「ウィンストン・チャーチル」、「ブレードランナー 2049」、「リメンバー・ミー」が2部門という結果になりました。
作品賞が「シェイプ・オブ・ウォーター」になって良かった…と今は思うし、デル・トロ監督も監督賞授賞して良かったぁ……
「スリー・ビルボード」はもっと獲っても良かったな…という印象はあるけど。まさか、脚本賞が「ゲット・アウト」だったとは…
今回も楽しかったし、納得の結果でした。