Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めたTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

めちゃ×2イケてるッ!が終わって

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3月31日午後6時30分。「めちゃ×2イケてるッ!」の最終回が始まった。

筆者も急いで家に帰って(テレビを楽しみに家に帰るのも最後かな…)、5時間10分、しっかりと一つのバラエティーの終わりを見届けさせていただきました。

今回はそんな最終回を振り返りながら、筆者自身の最終回を見終えての心境を綴りたいと思います。

まずはめちゃイケの最終回(祝活)で何をやったのか。見てない人やこれから忘れる人がいるであろうから順を追って振り返ってみます。

  • まずは初回などで使用されためちゃイケ号から最終回のお祝いパーティー(ここでBGMにJUDY AND MARYの「BLUE TEARS」が流れる)としてスタート。
  • 「シャンプー刑事」が復活。小島瑠璃子つぶやきシローが餌食になり、最後は和田アキ子とともに武田真治(シンディー)を餌食にし終了。
  • めちゃイケ号に小栗旬が登場。錦野旦も登場するが、乗せてもらえず。
  • 「クイズ 濱口優」が復活。X JAPANのToshIが遺体役で登場し、解剖医役の濱口とモンキッキーが熱々のお絞りをToshIの間で投げ合う内容だった。
  • めちゃイケ号に綾野剛が登場。錦野旦が再び登場するも、乗せてもらえず。
  • 前回(3月17日)に引き続き「めちゃ日本女子プロレス」が復活。極楽同盟が復活し、紫雷イオ&井上京子と対戦。レフェリーは吉岡四郎(博多大吉)。チビタイガーマスクも登場、最後はジャイアント馬場(関根勤)が登場し終了。
  • 松岡修造が登場。めちゃイケメンバーを励まし、「そだねー」を連発。
  • 「七人のしりとり侍」が復活。「野武士に叩かれてもクレームが来にくい人」として「七人のセンバツ侍」(宮迫博之カンニング竹山梶原雄太・くっきー・ウエンツ瑛士ジミー大西ウド鈴木)を迎え、対決。打ち切りの原因となった野武士の集中攻撃に関しては連帯責任として刀を持って野武士と対決という形となった。
  • 再び、錦野旦が登場。船に乗れなかったことに納得がいかないスターを松岡修造が説得。その後、加藤浩次も説得に加わるも犬猿の仲のためケンカになり海に飛び込む。落ちたプレゼントを救出するため松岡も飛び込んだ。ちなみにプレゼントは「伝説の1回転」が刷られたマグカップだった。
  • 「突然の熱湯コマーシャル」ではパクり元のビートたけしが登場するも、最初は松村邦洋、次に劇団ひとりがたけしのものまねをして登場し、落下。3度目にしてたけし本人が登場するも、メンバーを落下させる逆ドッキリとなり、最終的にはたけしも落下した。
  • 中居正広が登場。ADに様々な私物をプレゼントしてしまい、最終的には全裸で帰宅する始末となってしまった。
  • 「Mの三兄弟」が復活。川栄李奈が登場し、脛ブランコ(濱口)・イカリング〇×ゲーム(加藤)・巨大タイヤ転がし(岡村)を行うも、岡村は避けてしまい終了。
  • めちゃイケ号の船内にテツandトモが登場。3月3日放送の「めちゃイケネタNo.1決定戦」でネタをパクったナイナイに対しての「なんでだろう」を披露し、ナイナイが謝罪することになった。
  • 「江頭2:50の一言物申す」の最終回には打ち合わせ中の江頭を突撃し、その日の段取りがバレてしまう。本番も台本通りに進行し、最後は川村がアドリブで海に飛び込み、江頭が救助して終了。
  • 岡村が最後にやりたかった「結婚式」を叶えるため、セットの犬を新婦、「爆裂お父さん」で夫婦を務めた加藤と光浦が媒酌人、矢部が司会となって疑似結婚式をお台場の森(湾岸スタジオの屋上)を秘密基地にして開催。岡村への祝辞という形でメンバー1人1人がスピーチを行う(スピーチは後藤→白鳥→武田→大久保→福徳→重盛→有野→紗理奈→敦士→川村→濱口→雛形→山本→光浦→加藤→矢部→岡村の順)。
  • 最後に岡村のスピーチを終えた後、明石家さんまパーデンネンの姿で登場。4時間の待ち時間などをネタにしつつも、22年も土曜日の夜8時を支えたメンバーを労った。
  • そして、片岡飛鳥総監督からの卒業証書がメンバー1人1人に手渡す。EDとして最終回で終始流れたサザンオールスターズの「みんなのうた」をBGMにメンバー1人1人にとっての「めちゃイケ」とは何かを問われ、最後には海岸で全員が卒業証書を持って走り出すも全員落とし穴に落ちて番組にピリオドが打たれた。

 

こうやって振り返ると最終回ということで過激な企画を復活させたり(「スモウライダー」なんかもやって欲しかったな…)、これまでめちゃイケを支えてきた人たちをゲストに迎え、最後にはメンバー一人一人からのメッセージを流し感動もさせつつ、最後は落として笑わせて終わりました。

5時間10分で充分すぎるくらいの最終回を味わいましたね…最後は泣かせるんじゃなくて、なんか汚れながら終わりそうだなとは思いましたが、やっぱり落として終わるのはめちゃイケらしいですね…

でも、正直に感じるのは22年の重みをあまり感じず最後はダラダラ振り返ることもせず、あっさりと終わったこと。たぶん、これはこれからがめちゃイケメンバーにとっての新しい道、第2章なんだろうなと…だから、このメッセージなんだと。f:id:ot20503:20180401060434j:image

あと、最終回にして最初から山本圭壱を見れたことは本当に良かった。なんか当たり前に感じてたけど、やっぱり奇跡です…

こうして「めちゃイケ」が終わって、ものすごく感じるのが日本のバラエティーのひとつの時代が終わってしまったなと。こうやってバカみたいなことにお金を掛けるような番組ももうないと思います。なんか悲しいな…

めちゃイケ」は22年もやってきたので(「新しい波」からだと25年)、メンバーの成長を見れ、こうやって芸人だけでなくアイドルや俳優をとりいれた番組ってもう見れないと思うんですよ。

めちゃイケ」って他のバラエティーとは違うとすごく思います。メンバーが真剣に取り組んだりする姿に感動したバラエティーってなかなかないし、めちゃイケの編集とかバラエティーに与えた影響は大きいと思います。

こうやって振り返るとめちゃイケってもしかしたら自分がテレビを好きにしてくれた番組かもしれない。もう、僕にとってはテレビって体の一部で器官であって、いつの何時はこれだなという生活リズムを作り出している。でも、そのいつの何時という当たり前が崩れる。それが長く続き面白くなくなったとしてもそこに穴が空くのはやっぱり寂しい。

それで言いたいのが「めちゃイケ」の後とかもそうなんですけど、フジテレビは若手を育成する気はあるのかなと…若手というのはスタッフもそうだし、演者もです。同じく3月で終了してしまった「AI-TV」に出てる「新しい波24」のメンバーなんかはこれからのフジテレビを引っ張っていけそうなのに打ち切ってるし、フジテレビには悲しみしかないです。

めちゃイケ」が終わりました。日本のバラエティーの灯火がまた一つ消えました。ただ、テレビは終わってません。フジテレビの灯火は消えていません。まだ、テレビには探せば面白い番組はあります。これからも面白い番組があること、そして、フジテレビが再びあの頃の熱気に戻ってることを願ってこの記事を締めさせていただきます。

メンバーの皆さん、そして、支えてくれたスタッフの皆さんにたくさんの感謝を!たくさんの笑いと感動をありがとうございました!

あっ、最後に一つ。「めちゃイケ百科辞典」、最終回までを網羅したやつ作ってください!絶対買いますので!!