先週の話になりますが、「FNS27時間テレビ」が放送されました。
今年は「にほん人は何を食べてきたのか?」をテーマに「にほんの食」の歴史を紐解くという形式でした。
ほぼ収録形式でしたが、昨年よりも生放送の部分は増えたという感じでしたかね*1…
この記事ではそんな今年の27時間テレビを振り返りながら、
を中心に記事を展開していこうと思います。
まずは今年の27時間テレビを振り返る上で残念な結果の報告から始めよう。
平均視聴率が7.3%と歴代ワーストを記録したということだ。
ちなみに時間帯視聴率でまとめるとこんな感じ*2。
数字から見れば、厳しい結果と言えますね。
では、中身はどうだったのか?個人的な感想としては面白くないと言ったら嘘になるが、すごく面白いとまでは言えないという感じです。
個人的に今年最大の収穫ポイントは深夜〜早朝帯だったように感じます。
ここ最近、恒例になってきた「さんまのお笑い向上委員会」は27時間テレビの最大の特徴であるお笑いを全面に出してきて、今年も火薬田ドンが登場して面白かったですね。
そして、何と言っても「飯テロ-1 グランプリ」。これは完全に企画力の勝利でしたね。個人的にここ最近の27時間テレビの企画の中でもかなり面白かった。これだけで定期的に特番はいけると思います。
あと、朝と昼の「松岡修造のくいしん坊!万才」と毎時間現れた「毎時間修造」。フジテレビ唯一の食番組という力を思う存分使った感じ。10月から日曜昼に移動するみたいなんで、この機会に全国放送しても良いと思いますけどね…
でも、盛り上がりたいオープニングとエンディングがイマイチなんですよね…頑張って欲しいところですけど……
ただ、数字に現されてる通り、27時間テレビに求めてるのはこれではない。
27時間テレビ=ただ面白いことをやるバラエティー祭りというイメージ。視聴者はそれを求めてるのは確か。
ただ、僕はこの不満に納得はしつつ、疑問視したい面もある。
「果たして、今のフジテレビにこのお笑い祭りをすることができるのか。」
これはこれまでのFNS27時間テレビの平均視聴率のデータである。
ここで注目したいのが2016年。
そう。正しく27時間、祭りをやろうとした回である。
結果は現在ワースト2位の7.7%を記録したのだ。
まあ、内容からしたら、これを27時間テレビとして語れるというレベルではないのだが、今現在バラエティー祭りをやった最後の例である。
そして、次の年、重く見たフジテレビは大胆な変化を起こす。時期変更・収録形式・教養バラエティとして歴史をテーマという要素を取り入れたのだ。
27時間通して日本の歴史を振り返るというのは斬新であり、かつここまで長時間をかけてテレビで一つのテーマを通すというのはなかったのではないか?
確かに我々の持っている27時間テレビのイメージからは遠く離れているが、これをやったのは個人的に面白いとは思いますし、バカリズムのフリップネタや企画とかではいい面もありましたからね。
あと、現在、フジテレビのバラエティで27時間をやるのも厳しいところがあるのは確かです。
番組を組み合わせればなんとかなりそうですが、往年の27時間は戻っては来ないと思います。
というわけで、僕は皆さんが思う27時間テレビにするにはまずはお笑い番組の地盤をしっかりしないと楽しくないと思います。
今、フジテレビはなかなか視聴率や人気を取り戻せない状況。そんな今こそ冒険が必要。色んなことをしてまた楽しいテレビ局になれば良いんじゃないでしょうか?
さあ、といった感じで記事を進めてまいりましたが、もし、来年27時間テレビをやるなら、何をするべきか?
これを書くために記事を展開したところはありますがw今回は1つ、個人的な提案をしたいと思います。
来年はフジテレビ開局60年を迎えます。そんな中でお送りするのが…
「フジテレビのれきし」
また、歴史で27時間かい!
甘い、甘いぞ!27時間でフジテレビの歴史を振り返る集中講義が幕を開けるのです!
18:30〜 グランドオープニング 「27時間テレビのれきし」
番組の随所には歴史を振り返るコーナーを設置。この映像は「カノッサの屈辱」風で、27時間かけてフジテレビ講義を行う設定になっている。
18:55〜 99人の壁
今年の10月からはこの時間帯でやっているのが99人の壁。ここではドラマに関する問題を多数用意。ドラママニアが集結し、生放送中にグランドスラム達成なるか?
21:00〜 石橋貴明のたいむとんねる
敢えてこの時間帯を選択。理由はバラエティーの歴史を語ってもらうため。フジテレビのバラエティーを支えた石橋貴明とともにフジテレビのバラエティーの歴史を2時間たっぷり語る。
23:10〜 さんまのお笑い向上委員会
引き続き、バラエティーの歴史。フジテレビを支えた人気芸人が多数集結。「バラエティー向上委員会」として今のバラエティーにクレームを入れる設定。
24:30〜 さんま・中居の今夜も眠れない
ついに復活!おなじみ「ラブメイト10」と火薬田ドンが登場。
27:30〜 裏めちゃイケ
深夜番組の歴史。「めちゃイケ」の原点は深夜番組「新しい波」。そんなめちゃイケが深夜に復活!「殿様のフェロモン」のハケ水車も復活!!
6:00〜 FNS27局対抗 ハモネプ27時間テレビカップ 前半戦
素人番組の歴史。恒例FNS27局対抗企画はハモネプ。個人的にはかくし芸大会も浮かんだけど、こちらで。
7:00〜 めざましテレビ
朝の番組の歴史。
8:00〜 FNS27局対抗 ハモネプ27時間テレビカップ 後半戦
素人番組の歴史。
ニュース番組の歴史。池上彰とともにフジテレビに残されたニュース映像を振り返る。
11:45〜 テレフォンショッキング
昼の番組の歴史。そして、サプライズ企画へとテレフォン。
12:30〜 サプライズ企画
この時間まで伏せに伏せられた内容。
「新しい地図」の3人が登場。司会者を昼食でもてなすために3人が料理対決を展開。
14:00〜 痛快TV スカッとジャパン
歴史うんぬんとかよりもウッチャンナンチャンを呼びたいがための企画。
15:00〜 生ジャンクSPORTS
スポーツ番組の歴史。ちょうどこの時間帯に競馬中継も重なるためにこの時間帯を選択。
16:30~ LOVE MUSIC
音楽番組の歴史。今のフジテレビを代表する音楽番組を選択。
17:45〜 アニメのれきし
アニメ番組の歴史。人気アニメキャラ大集合。
18:30〜 サザエさん
フジテレビを代表する国民的番組を外すわけがない。
19:00〜 グランドフィナーレ「生放送のれきし・現在・そして、未来へ…」
いよいよ最終講義。日曜の夜の日テレ帝国の牙城を崩せずにいるテレビ業界。そこで27時間テレビが行うのがテレビ放送の原点「生放送」。
豪華キャスト登場による「生コント」や車庫入れなど生にこだわった企画を放送。
そして、未来に繋がるフジテレビ新人アナウンサーの提供読みも行い、27時間にも渡るフジテレビ集中講義は終了。
みたいな企画を考えたんですけど、どうでしょう?グランドフィナーレが弱いけど、そこまでのアイデアが出ないです…
フジテレビさん、これやったらみんな見ると思います!w
今回は27時間テレビをテーマに記事を展開しました。
27時間テレビの発端は24時間テレビに対抗して、お笑いで1日やってみよう!から始まった企画。
やはり「お笑い」をやることで意義を成すところはある。
だが、今のフジテレビは冒険が必要。新たな楽しみを求めて来年の27時間の放送を期待しています。