Takaのエンタメ街道

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<週刊興行批評>冬休みの興行を振り返る

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今週は先週末のランキングと冬休み映画の興行収入を振り返ってみたいと思います。

 

 

1.先週末のランキング

それでは、先週末のランキングを見てみましょう。

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1位は初登場Fate/stay night [Heaven’s Feel] II. lost butterfly」。動員27万7000人、興収4億9100万円をあげた。第1章のオープニングと比較すると動員比で112%、興収比118%と、いずれも上回る好調なスタート。1月14日(月・祝)までの累計では、動員36万3000人、興収6億円を突破している。

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2位は「ボヘミアン・ラプソディ」。土日2日間で動員27万2000人、興収3億9800万円をあげた。1月14日(月・祝)までの累計では、動員683万人、興収94億円を突破し、「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(92.3億円)を抜いて2018年公開作品の興行収入1位となり、歴代興収ランキングでは39位まで順位をあげている。


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3位は「シュガー・ラッシュ:オンライン」。土日2日間で動員18万2000人、興収2億3200万円をあげた。累計では動員264万人、興収32億円を突破した。

4位は「ドラゴンボール超 ブロリー」。累計では動員282万人、興収36億円を突破。

5位は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」。累計で動員67万人、興収8億円を突破した。

6位は初登場クリード 炎の宿敵」。公開初日(11日)からの4日間で動員12万1445人、興収1億5635万8100円となっている。
7位は「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」。累計で動員459万人、興収63億円を突破。
8位は「ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」。

9位は「アリー/スター誕生」。累計で動員91万人、興収12億円を突破した。

10位は「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」。累計で動員115万人、興収14億円目前に迫っている。

という結果になった。

 

2.冬休み映画の興行収入を振り返る!

冬休みも終了したので、冬休み映画の興行収入の状況を見ていきたいと思います。

↑こちらで冬休み映画の興行予想はしましたが、果たして当たっているのでしょうか??

 

1位 「ボヘミアン・ラプソディ」 94.3億円

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1位になったのはクイーン、フレディ・マーキュリーの伝記映画。

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11月上旬公開ながらここまで失速することなく、クチコミやメディアでの相次ぐクイーン特集も相まって2018年のNo.1ヒットとなった本作。

果たして、このヒット、どこまで伸びるのか?

2位 「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」  63.8億円

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2位にはハリー・ポッターのスピンオフ、ファンタビの第2作がランクイン。

前作の「魔法使いの旅」(73.4億円)に届くことはできなかったが、安定の大ヒットとなった。

3位 「ドラゴンボール超 ブロリー」 36.3億円

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冬休みに続々と公開されたアニメ映画の中でもトップになったのはドラゴンボール

「復活の「F」」は37.4億円だが、それを超えるのも難しくはないようだ。

4位 「シュガー・ラッシュ:オンライン」 32.5億円

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ドラゴンボールに続き、ディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ」の続編が4位。今後の動向次第ではドラゴンボールを超え、冬休みアニメとして1位になる可能性もあり。

3週連続で1位を獲得し、前作(30億円)を突破する成績となった。

5位 「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」 13.9億円

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5位は佐藤健が出演してることでも話題になった冬の仮面ライダー映画。

前回の冬の仮面ライダー映画「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」(12.8億円)を超え、冬の仮面ライダー映画最大のヒットに。

6位 「アリー/スター誕生」 12.2億円

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ブラッドリー・クーパーが監督・出演、レディー・ガガが映画初主演でも話題になったアリーは6位。

全世界では大ヒット・社会現象だったが、日本ではパッとしない結果に。

7位 「グリンチ」 11.6億円

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7位にはミニオンでお馴染みイルミネーションの新作。

大泉洋が主人公の声をすることでも話題となった一作だったが、近年のイルミネーションの躍進から見れば、少し物足りない成績。だが、それでも10億円という大台を突破した。

8位 「映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」 11.5億円

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ここ最近の冬休みの定番になっている「妖怪ウォッチ」の劇場版は8位。

作品を追うごとに興行収入は減りつつあり、今年は10億円を超えるのがやっとというところだろうか?

なお、次回作の予告が上映はされなかったというが、今年も妖怪ウォッチの新作を観ることは果たしてできるのだろうか?

9位 「来る」 8.5億円

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「告白」の中島哲也監督×岡田准一妻夫木聡黒木華松たか子小松菜奈出演の「来る」は9位に。

独特の世界観を持つ本作はどうやらあまり観客を強く来させようとはしなかったようだ。

10位 「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」 8.3億円

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またもや、大泉洋主演作のこちらの作品は10位。

興収10億以上のヒットも見込める数字になってきた。

 

ちなみに、「くるみ割り人形と秘密の王国」が6.9億円、「ニセコイ」は4.8億円、「春待つ僕ら」は1.6億円という結果に。

 

というわけで、冬休み映画の結果はこうなった。「ボヘミアン・ラプソディ」のメガヒットは目を見張るものがあります…

 

3.今週の注目作

マスカレード・ホテル」(1月18日公開)

東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作を映画化。

都内で3件の殺人事件が発生した。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始される。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介は、その数字が次の犯行場所を予告していること、そしてホテル・コルテシア東京が4件目の犯行場所になることを突き止める。犯人を見つけるためホテルのフロントクラークに成りすまして潜入捜査に乗り出した新田は、教育係である優秀なフロントクラーク・山岸尚美と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づいていく。

刑事の新田役に初の刑事役となる木村拓哉、ヒロインとなるホテルマンの尚美役に長澤まさみなど豪華キャストも注目される作品。

ミスター・ガラス」(1月18日公開)

M・ナイト・シャマラン監督によるブルース・ウィリスサミュエル・L・ジャクソン共演の「アンブレイカブル」、ジェームズ・マカヴォイ主演の「スプリット」のその後を描いたサスペンススリラー。

フィラデルフィアのとある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが……。

TAXi ダイヤモンド・ミッション」(1月18日公開) 

リュック・ベッソンが製作・脚本を手がける人気カーアクションシリーズ第5弾。

最高のドライビングテクニックを持ちながら、問題だらけの警官マロはパリ警察から地方都市マルセイユへ左遷されてしまう。赴任先のマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を使ったイタリアの宝石強盗団に頭を悩ませていた。強盗団に対抗するため、時速300キロ超えの伝説のタクシー・プジョー407を手に入れようとするマロは、タクシーの持ち主ダニエルの甥で、間抜けなタクシー運転手エディとタッグを組むはめに。そんな中、世界最大級のダイヤモンド「カシオペア」が5日後に到着するという知らせが入る。強盗団は用意周到な完璧な作戦でダイヤモンドを盗み出そうとしていた……。

「TAXi(4)」までのキャストを刷新し、マロ役のフランク・ガスタンビドとエディ役のマリク・ベンタルハが新コンビとして登場。2人が企画、製作も担当し、ガスタンビドが監督を務めた。

マイル22」(1月18日公開) (R15+)

ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」「パトリオット・デイ」に続き、マーク・ウォールバーグピーター・バーグ監督が4度目のタッグを組んだアクションサスペンス。

何者かに国家レベルの危険物質が盗まれた。その行方を知るリー・ノアーは重要参考人として政府の保護下にあったが、そんなノアーを抹殺するため武装勢力が送り込まれる。ジェームズ・シルバ率いるCIAの機密特殊部隊はノアーを国外脱出させるため、インドネシアアメリカ大使館から空港までの22マイル(約35.4キロ)を、武装勢力の攻撃を浴びながら、ノアーを護送するミッションに挑む。

ウォールバーグがシルバを演じるほか、「ザ・レイド」シリーズ、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のイコ・ウワイス、ドラマ「ウォーキング・デッド」のローレン・コーハン、初代UFC世界女子バンタム級王者のロンダ・ラウジー、「RED レッド」シリーズのジョン・マルコビッチらが顔をそろえる。

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」(1月18日公開)

今年生誕100周年を迎える小説家J・D・サリンジャーの半生を描いたドラマ。

1939年、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入した20歳のサリンジャーは、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスで短編小説を書き始める。出版社への売り込みを断られ続ける中、ようやく掲載が決定するが、太平洋戦争のぼっ発によって、その掲載は見送られてしまう。召集により戦地に赴いたサリンジャーは戦争の最前線で地獄を経験し、終戦後もそのトラウマに悩まされながら、初長編「ライ麦畑でつかまえて」を完成させる。この作品の成功により、突如として名声を手に入れたサリンジャーだったが……。

サリンジャー役を「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルト、バーネット役をケヴィン・スペイシーがそれぞれ演じる。監督は「大統領の執事の涙」の脚本を手がけ、本作が長編監督デビュー作となったダニー・ストロング。

チワワちゃん」(1月18日公開) (R15+)

ヘルタースケルター」「リバーズ・エッジ」など、1980~90年代にかけて数多くの人気作品を送り出した漫画家の岡崎京子が94年に発表した同名漫画を実写映画化。

ある若者グループのマスコット的存在で「チワワ」と呼ばれていた女性が、バラバラ遺体となって東京湾で発見される。チワワの元彼や親友など残された仲間たちは、それぞれがチワワとの思い出を語り出すが、そこで明らかになったのは、チワワの本名も境遇を誰も知らないまま、毎日バカ騒ぎをしていたということだった。

SNSが普及した現代の東京を舞台に、門脇麦成田凌寛一郎玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎らが演じる若者たちが繰り広げる青春を描いた群像劇。監督は、自主映画「SLUM-POLIS」などで注目され、「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」で商業デビューした弱冠27歳の新鋭・二宮健。

夜明け」(1月18日公開)

是枝裕和西川美和作品で監督助手を務めた広瀬奈々子の監督デビュー作。

ある日、川辺を歩いていた初老の哲郎は、水際に倒れていた1人の青年を見つける。哲郎の自宅で介抱された青年は自ら「シンイチ」と名乗った。哲郎とシンイチは徐々に心を通わせ、哲郎は自身が経営する木工所でシンイチに技術を教え、周囲もシンイチを受け入れていった。しかし、シンイチは本名を明かすことができないある秘密を抱えており、哲郎もまた決して忘れることができない過去があった。

柳楽優弥がシンイチ役、哲郎役は小林薫が演じる。

バジュランギおじさんと、小さな迷子」(1月18日公開)

インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。

幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒーダーは、パキスタンの小さな村からインドのイスラム寺院に願掛けにやってきた。しかし、その帰り道で母親とはぐれてしまい、1人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、正直者でお人好しなパワンだった。ヒンドゥー教ハヌマーン神の熱烈な信者であるパワンは、ハヌマーンの思し召しと、シャヒーダーを預かることにするが、彼女がパキスタンイスラム教徒だと分かり驚がくする。長い年月、さまざまな部分で激しく対立するインドとパキスタン。しかし、パワンはシャヒーダーを家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅がスタートする。

主人公パワンをインド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが演じる。

映画刀剣乱舞」(1月18日公開)

刀剣を擬人化した「刀剣男士」を率い歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲームで、アニメ化やミュージカル舞台化もされてきた「刀剣乱舞 ONLINE」を実写映画化。

織田信長本能寺の変から逃し、歴史の流れを変えようと企む時間遡行軍の企みを阻止したはずの刀剣男士たちのもとに、「織田信長生存」の一報が届く。本来の歴史を取り戻すため、刀剣男士たちは再び過去へと出陣するが、信長生存の影には怪しい影がうごめき、時間遡行軍も立て続けに歴史に介入してくる。やがて三日月宗近は、敵の本当の狙いに気づくが……。

舞台版「刀剣乱舞」でも三日月宗近を演じた鈴木拡樹ほか、荒牧慶彦、和田雅成ら2.5次元舞台を中心に活躍する若手俳優が多数出演。監督は「百瀬、こっちを向いて。」「暗黒女子」の耶雲哉治。脚本は「進撃の巨人」「牙狼 GARO」シリーズなどを手がける小林靖子

カイジ 動物世界」(1月18日公開)

実写映画化も話題を呼んだ人気コミック「賭博黙示録カイジ」を中国で映画化。

定職にも就かず自堕落な生活を送っていた青年カイジは、友人にだまされて5300万円もの借金を負ってしまう。窮地に陥った彼は、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「デスティニー」に乗り込むことに。謎の組織が取り仕切るそのギャンブルは、勝てば借金帳消しだが、負ければ命の保障はない。人生の一発逆転を狙い、命をかけた究極のゲームに挑むカイジだったが……。

カイジ役を中国の人気俳優リー・イーフォン、日本版の利根川にあたるアンダーソン役を「アントマン」シリーズのマイケル・ダグラスがそれぞれ演じた。監督・脚本は「メモリー First Time」のハン・イエン。

 

というわけで、今週は以上。閲覧ありがとうございました。