Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めたTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

<週刊興行批評>今さらながら2019年夏休み映画総括!

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今週は夏休み映画の興行総括です。既に10月に入って今更感がありますが、今週は特に扱う作品もないので、やってみたいと思います。

 

 

1.先週末のランキング

まずは、先週末のランキングを見てみましょう。

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1位は「記憶にございません!」。土日2日間で動員18万5000人、興収2億4700万円をあげ、累計では動員179万人を突破し、まもなく興収23億円に届く。

2位は「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」。土日2日間で動員10万6000人、興収1億3000万円をあげ、累計では動員142万人、興収17億円を突破した。

3位は「天気の子」。土日2日間で動員8万5000人、興収1億3300万円をあげた。

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累計では動員997万人、興収132億円を突破。昨年の公開以降未だロングランを続けるメガヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」を抜いて、歴代興収ランキング16位まで順位をあげている。

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4位は「人間失格 太宰治と3人の女たち」。累計では動員69万人、興収9億3600万円を突破した。

5位は「アド・アストラ」。累計興収は4億8700万円を突破。

6位は「HELLO WORLD」。累計で動員26万人、興収3億6000万円を突破。

7位は「劇場版おっさんずラブ −LOVE or DEAD−」。累計で動員175万人、興収23億円を突破。

8位は「アナベル 死霊博物館」。累計興収は2億4600万円を突破。

9位は初登場任侠学園」。

10位は「ライオン・キング」。累計で動員460万人、興収65億円を突破している。

 

2.2019年夏休み映画興行総括!

今週は今更だけど、2019年に夏休み映画の興行を振り返っていこうと思います。まずは2019年夏休み映画興行ランキングトップ10を。

↓夏休み映画の興収予想をしていたので、参考程度に。↓

 

1位 「天気の子」 132.9億円

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2019年の夏休み映画のトップは新海誠監督の新作。10月現在もトップ3に居続けており、まだまだ大ヒット中。「アラジン」(121.4億円)や「ボヘミアン・ラプソディ」(130.7億円)を超えて今年No.1となった。

未だにTVCMを打ったりとまだまだ上映を続ける姿勢だが、150億円は難しい…か?

2位 「トイ・ストーリー4」 100.4億円

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ディズニー/ピクサーの名作シリーズも100億円という大台を突破。ただ、前作「3」の108億円には惜しくも届かない結果となった。

3位 「ライオン・キング」 65.4億円

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ディズニーからはもう1作。「超実写版」と銘打った「ライオン・キング」のフルCGリメイク作品がランクイン。60億円を突破と大健闘。

4位 「ONE PIECE STAMPEDE」 53.7億円

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「ワンピース」のテレビアニメ放送20周年を祝した作品は前作「ONE PIECE FILM GOLD」(51.8億円)を上回る結果となった。「ワンピース」の人気も衰え知らずだ。

5位 「ワイルド・スピード スーパーコンボ」 29.8億円

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ワイスピのスピンオフは30億円近く稼いだ。来年にはシリーズ9作目の最新作も公開。こちらもどれくらい稼ぐかに注目だ。

6位 「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」 28.7億円

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ミュウツーの逆襲」の3DCGリメイクは28億円を超えたが、昨年公開された「みんなの物語」(30.9億円)や5月に公開された「名探偵ピカチュウ」(30.0億円)をわずかに下回る結果となった。

7位 「劇場版おっさんずラブ −LOVE or DEAD−」 23.7億円

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おっさんずラブ」の劇場版は20億円を超え、大ヒット。

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11月からはテレビドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」として違った形で帰ってくる。こちらも注目だ。

8位 「ペット2」 20.5億円

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こちらも20億円を突破したが、前作(42.3億円)に比べると半分以上の落ち込み。イルミネーションもなかなか厳しい状況。

9位 「アルキメデスの大戦」 18.9億円

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山崎貴監督の評判が高いほうは18億円を突破した。

10位 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」 13.8億円

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山崎貴監督の賛否両論起きたほうは14億円近い成績に。

これが12月公開の「ルパン三世 THE FIRST」に響いてくるのかどうか…

 

その他、「Diner ダイナー」は12.2億円、「引っ越し大名!」は10.5億円、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は10億円、「ロケットマン」は5.1億円、「二ノ国」が3億円を突破した。

2019年の夏休み映画は50億円を突破した作品が4本も誕生するなど、ヒット作にも恵まれていた。2020年の夏休み映画は果たしてどんなことになるのか。

 

3.今週の注目作

ジョーカー」(10月4日公開) (R15+)

バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描く。

「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。

これまでジャック・ニコルソンヒース・レジャー、ジャレット・レトが演じてきたジョーカーを、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが新たに演じ、名優ロバート・デ・ニーロが共演。「ハングオーバー!」シリーズなどコメディ作品で手腕を発揮してきたトッド・フィリップスがメガホンをとった。第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、DCコミックスの映画化作品としては史上初めて、最高賞の金獅子賞を受賞した。

ジョン・ウィック:パラベラム」(10月4日公開) (R15+)

キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた「ガン・フー」や車とカンフーを合わせた「カー・フー」など、これまでにないアクション要素を盛り込みヒットした「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。

前作で怒りのあまりに、一流殺し屋が集う「コンチネンタルホテル」の掟である「ホテル内で殺しはおこなってはいけない」を破ってしまったジョン。聖域から追放された彼を待っていたのは、組織による粛清の包囲網だった。刺客たちがさまざまな殺しのスキルを駆使し、賞金首となったジョンに襲いかかる。傷だらけとなったジョンは、かつて「血の契約」を交わしたソフィアに協力を求め、カサブランカへと飛ぶが……。

監督は前2作から続投のチャド・スタエルスキが担当。イアン・マクシェーンローレンス・フィッシュバーンら前作からのキャストに加え、オスカー女優のハル・ベリーが謎の女ソフィア役で出演。

蜜蜂と遠雷」(10月4日公開)

直木賞本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を、松岡茉優松坂桃李、「レディ・プレイヤー1」の森崎ウィンら共演で実写映画化。

ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。

松岡茉優が亜夜を演じるほか、松坂桃李が明石、森崎ウィンマサルに扮し、映画初出演の新星・鈴鹿央士が塵に抜てきされた。監督・脚本は「愚行録」の石川慶。

HiGH&LOW THE WORST」(10月4日公開)

男たちの熱い友情と闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと高橋ヒロシ原作による不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品。

SWORD地区の「漆黒の凶悪高校」鬼邪高校は定時制の番長・村山良樹が鬼邪高の頭を張っていた。鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄は、いつの日か村山にタイマン勝負を挑むべく、全日制の天下をとる野望を抱いていた。均衡が保たれていた鬼邪高全日制だったが、その均衡は崩れ去り、各派が覇権を競い合う一大戦国時代を迎えていた。一方、SWORD地区の隣町・戸亜留市では、リーダーの上田佐智雄を筆頭に過去最強と名高い新世代の鳳仙学園が勢力を強めていた。そんな中、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちから襲撃され、鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生する。一連の襲撃事件を契機に互いに敵対心を抱いた鬼邪高と鳳仙が次第に殺気立っていく。

ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(10月4日公開)

作家のヒキタクニオが自身の体験をもとにつづった同名エッセイを映画化。本作が映画初主演となる名バイプレイヤーの松重豊が主人公となるヒキタクニオに扮し、妻サチ役の北川景子と年の差夫婦を演じた。「ぱいかじ南海作戦」「オケ老人!」の細川徹監督が、男性不妊に直面しながらも明るく前向きに乗り越えようとするヒキタ夫妻の姿をユーモラスかつ叙情的に描く。

49歳の作家ヒキタクニオは、年下の妻サチと2人で仲良く暮らしている。子どもは作らず2人だけで生きていこうと考えていたが、サチの言葉をきっかけに妊活を始めることに。しかしなかなか結果は出ず、クリニックで検査してみると、不妊の原因がクニオにあることが判明する。2人はショックを受けながらも現実を受け止め、夫婦で力を合わせて全力で妊活に取り組んでいく。

“樹木希林”を生きる」(10月4日公開)

2018年9月15日に逝去した女優・樹木希林の最後の日々を追ったドキュメンタリー。樹木に初めて長期密着取材し、18年9月26日に放送されたNHKの同名ドキュメンタリー番組に未公開映像を加えて再編集した。

57年の役者人生の中で多くのドラマや歌番組、CMに出演し、日本映画界にとって欠かせない存在となった樹木希林。歯に衣着せぬ物言いと周囲への細やかな心遣い、あふれでるユーモアで日本中から愛された彼女は、多忙な中でも日々の暮らしを大切にし、人生なりゆきと語りながらも独自のスタイルを持っていた。そんな彼女の最後の日々を捉え、“なりゆき人生”と心に響く言葉の数々から生きるヒントを学ぶ。

 

というわけで、今週は以上。閲覧ありがとうございました。