Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めたTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

<週刊興行批評>「鬼滅の刃」が3日で46億というオープニング成績の日本新記録達成!

f:id:ot20503:20201020141500j:image

とうとうとてつもない記録が出てしまいましたね…今回は「鬼滅の刃 無限列車編」について考えていきたいと思います。

 

 

1.先週末のランキング

まずは、先週末のランキングを見てみましょう。

f:id:ot20503:20201020141546j:image

1位は初登場劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」。土日2日間で動員251万人、興収33億5400万円というこれまでの土日2日間の動員・興収歴代記録のおよそ2倍という歴史的記録を打ち立てた。初日から3日間の累計では動員342万人、興収46億円を突破した。

2位は初登場夜明けを信じて。」。初日からの3日間で動員14万8600人、興収1億8600万円をあげた。

3位は「TENET テネット」。累計では動員140万人、興収22億円を突破した。

4位は「浅田家!」。累計では動員60万5400人、興収8億円を突破。

5位は「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。累計興収は14億5400万円を突破。

6位は初登場スパイの妻」。初日からの3日間で動員3万6300人、興収4740万円をあげた。

7位は「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」。累計で動員88万8300人、興収10億8000万円を突破。

8位は初登場みをつくし料理帖」。

9位は「望み」。累計興収は2億円を突破。

10位は「ドラえもん のび太の新恐竜」。累計で動員269万人、興収32億5000万円を突破した。

 

2.興行チェック!「鬼滅の刃 無限列車編」

f:id:ot20503:20201016104029j:image

先週末、初登場1位にランクインしたのは「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」。もはや説明することもないだろう。公開3日間で観客動員約342万人、興行収入約46億2300万円を突破するメガヒットスタートとなった。

映画の公開前後で鬼滅の刃に関する話題もたくさん出ており、映画が動員、興収が日本新記録を出して以降は新聞やワイドショー、はたまた公共放送・NHKでも話題になるなど今、この社会現象は最高潮に到達してるのは間違いないだろう。自分が購読している中日新聞の朝刊にも2回一面に掲載されてましたね。映画が一面を飾るなんていつぶりだろう…「万引き家族」がカンヌでパルムドール獲って以来じゃないですかね。スゴいことです。

f:id:ot20503:20201023020654j:image

(中日新聞・2020年10月20日朝刊より)
f:id:ot20503:20201023020650j:image

(中日新聞・2020年10月22日朝刊より)

今回はそんな「鬼滅の刃」の特大ヒットスタートを考えていきたいと思います。

・「鬼滅の刃」のオープニング成績はどれだけスゴいのか?

改めて、本作のオープニング成績を振り返ろう。初日16日は動員91万507人、興収12億6872万4700円。17日は動員127万234人、興収17億172万3350円。18日は動員123万9752人、興収16億5266万9400円である。土日2日間では動員250万9986人、興収33億5439万2750円、金曜日からの3日間では動員342万493人、興収46億2311万7450円を記録した。

この興収46億円はどれくらいスゴいのか。まず今年大ヒットした「パラサイト 半地下の家族」の最終興収が47億円であるし、「今日から俺は!! 劇場版」でも46億円には7週間かかった。それをわずか3日で突破したのだからスゴいとしか言いようがない。

f:id:ot20503:20201023023318p:plain 

ちなみに歴代オープニング成績をランキングしてみた。なお、備考に書いたとおり、条件は平等ではない。だが、これまで日本記録とされてきたオープニング成績でも20億円いくのがやっとだった。本作はその倍をいくという圧倒的なオープニング成績を叩き出した。これを打ち破るのはもはや永久に来ないのではないかと思えてくる。

また、この成績は日本国内だけでなく、海外でも大きく報道されており、「ニューヨーク・タイムズ」ではその週で日本以外の全世界の国々の興行収入の合計よりも本作の46億円のほうが稼いでいるという報道も出ている。

これはアメリカなどがまだまだ映画を本格的に上映できない環境にあるという故の現象ではあるが、それだけ本作の歴史的オープニング成績を出した日本は世界的に見れば、コロナの中でも映画業界の復興は早く、且つ羨ましいという見方なのだろう。

・「鬼滅の刃」が大ヒットすれば日本の映画界自体は良いのか?

さて、本作のオープニング成績のすごさは分かったと思うが、なぜここまでヒットしたのか。炭治郎や禰豆子、善逸、伊之助といったキャラ描写やジャンプマンガとしては良くできた戦闘描写とギャグの緩急の上手さという作品そのものの良さ(往年のジャンプらしさへの打破も要因としては否定できない)、マンガの完結が潔かったことやアニメがまだ26話しか出ていないこと(マンガなら8巻まで読めば本作に追いつく)から予習する環境としてはとても取っ付きやすかった点、「進撃の巨人」との類似点もある(ここではパクリとかではなく、キャラ配置、ストーリーの組み立て方がこの2作品は現代人にとてもウケるアルゴリズムを持っているということである*1。)といった様々な理由を挙げることが出来るが、こうした分析は他でたくさんやってるだろうからこれ以上書かなくて良いだろう。

ここではこのヒットを受けて日本の映画界として良いのか?を書いていきたい。良いのか?と疑問符を書いているということは全面的に良いとは言い切れないということでもある。まず、良い点を挙げるとするならば、映画館としては救いになる点だ。特に今、この状況はハリウッドの大作もほぼないに等しい状態であるということも加えてだ。前回のブログでは「コロナ禍でいかに観客を密にせずに分散させるかという理由から劇場としての安全・衛生確保のために複数のスクリーンに跨って、並行上映させる」という考えを書きました。確かにそれもあると思いますが、もう一つあるのではないか?と公開した後に思いました。

「大作にはそれくらいのスクリーンが割かれるべき」ということです。むしろ、そっちの理由のほうが大きいと今回の混雑具合、オープニング成績を見て感じました。本作に対する需要、コロナ禍で大作が延期や配信へのシフトで少なかった映画館による供給が合致したからこそあそこまでヒットしたのはあります。しかも、コロナ禍の2020年でそれを達成してしまったし、むしろ2020年のこの状況だからこそ実現したヒットでもあると思います。これからこうした大作が複数のスクリーンを占拠する形がスタンダードになってくる可能性もあるでしょう。ただ、これはリスキーなことでもあるので、需要を見極められるかがより重要になってきそうです。まあ、そんなことは映画館、配給側が一番分かってるだろうし、やるとしても一年に一回あるかないかぐらいでしょうけど。

この形が成功した暁には大きな恵みが与えられることは今回のヒットからも分かりますが、では、1作品がメガヒットしたからといって、映画界が元気づくかというと思ってるよりかはないのではないかと思います。むしろ、大事なのはその1作品を観にきた観客を次に繋げていけるかどうかだと思います。それは次のメガヒット作品を生み出すこともそうだし、日本の鑑賞頻度、鑑賞態度の向上にも関わってくることだと思うのです。先週末のランキング、1位の「鬼滅の刃」につづく2位がどんな映画だったか、分かるだろうか?「夜明けを信じて。」。幸福の科学映画である。唯一のハリウッド大作「TENET テネット」(3位)やヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した「スパイの妻」(6位)を上回ったのが宗教映画であるということ。むしろ、そっちのほうが個人的に問題であると思うのだ。日本ではもっと儲からなければいけない作品は山とあると自分は思う。だからこそ、一本の作品を観にきた観客を次に観たい作品に繋げていかなければならない。その作品以上の感動と興奮に出会わせる予感を味わわせるきっかけを与えなければならない。これは当ブログで再三書いていることではあるが、コロナ禍で想像以上に復興のペースが早い今だからこそ改めて書きたかったのである。

せっかく、「鬼滅の刃」がここまでヒットしてるのだからこのチャンス、映画界全体、いや、日本の娯楽全体で逃したくないじゃないですか。本作の公開を前後して「鬼滅の刃」の実写化や「タレントなんかつけなくても映画はヒットするんだぜ?」みたいな話題が昇りましたけど(テレビアニメと地続きで製作してる劇場版であり、むしろ鬼滅レベルのコンテンツでないとそれが無理だと考えると絶望的に感じないか?)、そんなことでとやかく言ってる暇なんてないのです。このチャンスを逃さないためにも業界は大きな鉈を振るわなければならないのです。

鬼滅の刃」1作品で経済的には大きな潤いを与え、活気はつくでしょう。でも、本当に業界として元気を出すのならば、次にどう繋げていくのかだし、それはこれまでのメガヒット作品から日本は何を学んだのかがハッキリしていないというふうに自分は思うということです。

・「鬼滅の刃」の大ヒットは今後の映画に繋がってゆくのか?

さて、そこまで書いてきて、今後の映画にどう繋がっていくか。近作で見ると、まず、11月20日に「STAND BY ME ドラえもん2」が公開され、12月には冬休みシーズンでポケモンが公開される。新年、2021年には1月に「シン・エヴァ」、春に今年公開できなかったコナンが控えている。もし、このままのスケジュールでいけば、ハリウッドの大作も再び公開され、夏にはあの活気が戻る可能性もあるだろうし、この中から鬼滅のような複数スクリーン展開が生まれてくる可能性もある。また、長期的な目で見れば、鬼滅のヒットにより、様々な企画が浮上するだろう。多種多様な作品に出会えることを期待しよう。

日本映画界で年間興収が最高記録を叩き出した2019年。なぜ、そこまでの多種多様なヒット作を出せたか。それは新海誠やコナンといったアニメの劇場版の増加、ディズニー、アメコミ映画の量産、そして、ネットのクチコミが多くの人に浸透したからに他ならない。

その地盤があったからこそ、復興が想像以上に早いペースで進んでいるとも言える。今、多種多様な映画をヒットさせる基盤は十分にあるのだ。ぜひ、そのヒットをヒットのまま走り去ってはほしくないところだ。

・「鬼滅の刃」は最終興収でどこまで行く?

さて、ここまでヒットして最終的に興収はどこまでいくのだろうかと考える人も少なからずいるはずですが、この勢いなら100億円を超えるのは間違いないでしょう。むしろ、そこからです。歴代興収の上位にいる作品はどれも息長くロングランした作品です。本作もいかにリピーターを作るかにかかっています。4D上映であったり、新たなる入場者特典を仕掛けてくる可能性は十分にあるでしょう。このご時世、応援上映といったイベント性の上映会は難しいでしょうけど、本作の熱気をきっかけに観てみようかなという人もたくさんいるでしょうから、そうした人を取り込むためにも年内、年越しを見越して稼働をできる限り抑えなければ自ずと150億〜200億も見えてくるはずです。今週末の数字もかなり気になるところであります。

 

3.今週末の注目作

きみの瞳が問いかけている」(10月23日公開)

吉高由里子横浜流星がダブル主演を務めた純愛映画。チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」にインスパイアされて製作された2011年の韓国映画「ただ君だけ」を、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「僕等がいた」の三木孝浩監督のメガホンでリメイクした。

不慮の事故で視力と家族を失った明香里は、小さな楽しみを糧に毎日を明るく生きていた。ある日、明香里は管理人の男性と間違えて塁という青年に話しかけてしまう。彼はかつてキックボクサーとして将来を有望視されていたが、ある事件をきっかけに心を閉ざし、現在は日雇いのアルバイトで食いつなぐ日々を送っていた。その後も時々やって来ては屈託なく話しかけてくる明香里に、塁は次第に心を開いていく。やがて塁は自分の過去が明香里の失明した事件と接点があったことを知り、彼女の目の手術代を稼ぐため、不法な賭博試合のリングに立つことを決意する。

朝が来る」(10月23日公開)

直木賞本屋大賞受賞作家・辻村深月のヒューマンミステリー小説で、テレビドラマ化もされた「朝が来る」を、「あん」「光」の河瀬直美監督のメガホンで映画化。

栗原清和と佐都子の夫婦は一度は子どもを持つことを諦めるが、特別養子縁組により男の子を迎え入れる。朝斗と名付けられた男の子との幸せな生活がスタートしてから6年後、朝斗の産みの母親「片倉ひかり」を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話が突然かかってくる。当時14歳で出産した子を、清和と佐都子のもとへ養子に出すことになったひかりは、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心やさしい少女だった。しかし、訪ねて来たその若い女からは、6年前のひかりの面影をまったく感じることができず……。

栗原佐都子役を永作博美、栗原清和役を井浦新、片倉ひかり役を蒔田彩珠、栗原夫婦とひかりを引き合わせる浅見静恵役を浅田美代子がそれぞれ演じる。第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」に選出されている。

空に住む」(10月23日公開)

EUREKA ユリイカ」の青山真治監督が7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、多部未華子と初タッグを組んだ人間ドラマ。作詞家・小竹正人の同名小説と、原作とともに誕生した「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の楽曲「空に住む Living in your sky」の世界観を基に、現実と夢の間で葛藤しながらも新たな人生を見いだしていく女性たちを描く。

郊外の小さな出版社に勤める直実は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らし始める。長年の相棒である黒猫ハルや、気心の知れた職場の仲間に囲まれながらも、喪失感を抱え浮遊するように生きる毎日。そんなある日、彼女は同じマンションに住む人気俳優・時戸森則と出会う。彼との夢のような逢瀬に溺れていく直実は、仕事と人生、そして愛の狭間で揺れ動き、葛藤の末にある決断を下す。

直実の後輩・愛子を「愛がなんだ」の岸井ゆきの、直実の叔母・明日子を「彼らが本気で編むときは、」の美村里江、人気俳優・時戸を「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の岩田剛典がそれぞれ演じる。

キーパー ある兵士の奇跡」(10月23日公開)

イギリスの国民的英雄となった元ナチス兵のサッカー選手バート・トラウトマンの実話を基に描いたヒューマンドラマ。

1945年、イギリスの捕虜となったナチス兵トラウトマンは、収容所でサッカーをしていた折に地元チームの監督にスカウトされる。その後、名門サッカークラブのマンチェスター・シティFCゴールキーパーとして入団するが、元ナチス兵という経歴から想像を絶する誹謗中傷を浴びせられてしまう。それでもトラウトマンはゴールを守り抜き、やがてイギリスの国民的英雄として敬愛されるように。そんな彼には、誰にも打ち明けられない、秘密の過去があった。

主人公トラウトマンを「愛を読むひと」のデビッド・クロス、妻マーガレットを「サンシャイン 歌声が響く街」のフレイア・メーバーがそれぞれ演じた。

どうにかなる日々」(10月23日公開) (PG12)

放浪息子」「青い花」などの青春漫画の名手・志村貴子が、さまざまな恋模様を淡く繊細に描いたオムニバス漫画をアニメーション映画化。

同性からモテモテだった女性・百合の高校時代の彼女えっちゃんと短大時代の彼女あやさんがひかれ合う「えっちゃんとあやさん」をはじめ、教え子の突然の告白に翻弄される男子校教師を描いた「澤先生と矢ヶ崎くん」、思春期を迎える幼なじみ2人の距離感ともどかしさを連作で描いた「しんちゃんと小夜子」「みかちゃんとしんちゃん」という4つのエピソードで構成される。

監督は「あさがおと加瀬さん。」「フラグタイム」や「STEINS;GATE」で知られる佐藤卓哉。キャストには花澤香菜小松未可子櫻井孝宏ら人気声優陣が集う。

ストレイ・ドッグ」(10月23日公開) (PG12)

オスカー女優のニコール・キッドマンが刑事役に初挑戦し、過去の出来事で心をむしばまれた女性刑事が忌まわし過去と向き合う姿を描いたサスペンスノワール

ロサンゼルス市警の女性刑事エリン・ベルは、酒におぼれ、同僚や別れた夫、16歳の娘からも疎まれる人生を送っている。17年前、FBI捜査官クリスとともに犯罪組織に潜入捜査をしていたエリンは、そこで取り返しのつかない過ちを犯して捜査に失敗し、その罪悪感にいまも彼女は苛まれていた。そんな彼女のもとに、ある日、差出人不明の封筒が届く。中には紫色に染まった1ドル紙幣が入っており、それは行方をくらませた17年前の事件の主犯からの挑戦状だった。

ニコール・キッドマンが酒浸りの中年女性刑事という荒んだ役どころを熱演し、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネート。監督は「ガール・ファイト」「ジェニファーズ・ボディ」のカリン・クサマ

スタートアップ!」(10月23日公開) (PG12)

新感染 ファイナル・エクスプレス」「悪人伝」のマ・ドンソクが、おかっぱ頭の料理人という強烈なビジュアルのキャラクターを演じたコメディドラマ。

学校も勉強も家も嫌いで、親に反抗しては毎日ビンタを食らっている少年テギル。ある日、親友のサンピルが早く自分でお金を稼ぎたいと社会に飛び込んでいく。そんな親友の姿を見たテギルもあてもなく家を飛び出し、偶然入った飯店でただならぬオーラを放つ厨房長のコソクと出会う。初対面時の激しいやりとりでコソクとは人生最大の敵同士になったテギルだったが、コソクをはじめとする飯店の奇想天外な人々との出会いを通じ、テギルも社会を学んでいく。

コソク役をマ・ドンソクが演じ、テギル役は「それだけが、僕の世界」のパク・ジョンミン、サンピル役はドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」のチョン・ヘイン。監督は「グローリーデイ」のチェ・ジョンヨル。

リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲」(10月23日公開)

書店でありながら、雑貨やCD、食品などさまざまなカルチャーを縦横無尽に取り扱う「ヴィレッジヴァンガード」。実在するこの書店を舞台に岡山天音演じるバイトの大学生・杉下と仲間たちの青春の日々を描いた、メ〜テレで放送された深夜ドラマ「ヴィレヴァン!」の劇場版。

「空っぽ」を自称する大学生の杉下啓三は、変わり者のバイト仲間とともにヴィレッジヴァンガードのバイトとして刺激的な毎日を送っていた。バイトをスタートしてから1年、杉下は日常に何かが決定的に足りていないことに気づく。なんと、この世から「サブカル」がなくなっていたのだ。仲間の店員やお客さんたちの生気はなくなり、すべてが監視され、コントロールされた世界。あのバカバカしくも楽しい日々、そしてカルチャーそのものを取り戻すため、杉下の想像を絶するバトルが幕を開ける。

岡山天音森川葵平田満滝藤賢一らドラマ版のレギュラー陣に加え、萩原聖人安達祐実らが顔をそろえる。

オレたち応援屋!!」(10月23日公開)

人気アイドルグループ「A.B.C-Z」の5人が映画初主演を果たした青春コメディ。彼らが座長を務める舞台「ABC座」の第5作「ABC座 2016 株式会社応援屋!! OH&YEAH!!」を原案に、キャラクター設定などを一新し、新たな物語として描く。

人々を応援することを生業とする「応援屋」の5人は、日々の依頼をこなしながらも、単なる便利屋となってしまっていることに悩んでいた。そんな彼らのもとに、東京の離島・雷神島にある雷神高校の教師から依頼が届く。その内容は、廃校が決定した同校の生徒たちのために、島の伝統行事である「雷神祭り」の復活を手伝って欲しいというものだった。島民たちが恐れる呪いの存在や、復活反対派の生徒たちとの対立など様々な困難に直面しながらも、祭りの復活を目指して奮闘する彼らだったが……。

テレビドラマ「おっさんずラブ」の徳尾浩司が脚本を手がけ、「ホーンテッド・キャンパス」の竹本聡志が監督を務めた。

罪の声」(10月30日公開)

実際にあった昭和最大の未解決事件をモチーフに過去の事件に翻弄される2人の男の姿を描き、第7回山田風太郎賞を受賞するなど高い評価を得た塩田武士のミステリー小説「罪の声」を、小栗旬星野源の初共演で映画化。

平成が終わろうとしている頃、新聞記者の阿久津英士は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、30年以上前の事件の真相を求めて、残された証拠をもとに取材を重ねる日々を送っていた。その事件では犯行グループが脅迫テープに3人の子どもの声を使用しており、阿久津はそのことがどうしても気になっていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。なんとなく気になりテープを再生してみると、幼いころの自分の声が聞こえてくる。そしてその声は、30年以上前に複数の企業を脅迫して日本中を震撼させた、昭和最大の未解決人で犯行グループが使用した脅迫テープの声と同じものだった。

新聞記者の阿久津を小栗旬、もう1人の主人公となる曽根を星野源が演じる。監督は「麒麟の翼 劇場版・新参者」「映画 ビリギャル」の土井裕泰、脚本はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などで知られる野木亜紀子

とんかつDJアゲ太郎」(10月30日公開)

テレビアニメ化もされたイーピャオ、小山ゆうじろうの人気ギャグ漫画を北村匠海主演で実写映画化。

渋谷の老舗とんかつ屋の3代目・アゲ太郎は、弁当の配達で初めて足を運んだクラブで憧れていた苑子に出会う。キャベツの千切りばかりの日々を送っていたアゲ太郎は、音楽でフロアを盛り上げるDJたちのプレイに刺激を受け、これまで味わったことのない高揚感に心を動かされる。苑子のハートを射止めるため、アゲ太郎は、とんかつ屋の仕事もDJも精進し、豚肉もフロアもアゲられる「とんかつDJ」 になることを決意する。

アゲ太郎役の北村匠海のほか、山本舞香伊藤健太郎伊勢谷友介らが顔をそろえる。監督は自主映画「SLUM-POLIS」などで注目された「チワワちゃん」の二宮健。

ザ・ハント」(10月30日公開) (R15+)

富裕層が娯楽として「人間狩り」を行うという過激な設定が全米公開時に物議をかもしたサバイバルアクション。「ゲット・アウト」や「パージ」シリーズなど、数々のホラー、サスペンス作品をヒットさせてきたジェイソン・ブラムが製作。「コンプライアンス 服従の心理」のクレイグ・ゾベルがメガホンをとり、上流階級と庶民階級との格差対立やネット上での陰謀論といった現代的なテーマを盛り込みながら描いた。

広大な森の中で目を覚ました12人の男女。そこがどこなのか、どうやってそこに来たのか、誰にもわからない。目の前には巨大な木箱があり、中には1匹のブタと多数の武器が収められている。すると突然、周囲に銃声が鳴り響く。何者かに命を狙われることがわかった彼らは、目の前の武器を手に取り、逃げ惑う。やがて彼らは、ネット上の噂に過ぎないと思われていた、セレブが娯楽目的で一般市民を狩る「マナーゲート」と呼ばれる“人間狩り計画”が実在することを知る。絶望的な状況の中、狩られる側の人間であるクリステルが思わぬ反撃に出たことで、事態は予想外の方向へと動き始める。そして次第にマナーゲートの全容が明らかになり……。

クリステル役にTVシリーズ「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」などで活躍するベティ・ギルピン。彼女らを狩る残酷なセレブの女にオスカー女優のヒラリー・スワンク

パピチャ 未来へのランウェイ」(10月30日公開)

1990年代のアルジェリア内戦(暗黒の10年)を背景に、ファッションデザイナーを志す少女の視点を通して、イスラム原理主義による女性弾圧の実態を描いた人間ドラマ。アルジェリアで17歳まで過ごし、これが長編映画監督デビュー作となるムニア・メドゥールが、自身の経験から生み出した。2019年・第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映されて称賛を集めるも、本国アルジェリアでは当局によって上映禁止となった。

90年代、アルジェリア。ファッションデザイナーを夢みる大学生のネジャマは、ナイトクラブで自作のドレスを販売していたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性にヒジャブの着用を強要するポスターがいたるところに貼りだされていた。そんな現実に抗うネジュマは、ある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来をつかみ取るため、命がけともいえるファッションショーの開催を決意する。

ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」(10月30日公開) (R15+)

清水崇監督が生み出したJホラー「呪怨」シリーズを、アメリカで新たに映画化。「死霊のはらわた」「スパイダーマン」のサム・ライミが製作。村上龍の小説を映画化した「ピアッシング」のニコラス・ペッシェ監督がメガホンをとった。

森の中に停まっていた車の中で変死体が発見され、報せを受けた刑事のマルドゥーンとグッドマンが現場に駆け付ける。道路が閉鎖されていたこともあり、死体は何カ月も放置されて腐敗していたが、残された所持品から死体の生前の住所が「レイバーン通り44番地」だったと判明。そこはグッドマン刑事が2年前に担当し、強烈な印象を残している「ランダース事件」の現場だった。過去の事件と今回の死体の関連性を疑ったマルドゥーンは、単身でランダース事件の舞台となった屋敷を訪れるが……。

出演は「オブリビオン」「ナンシー」のアンドレア・ライスボロー、「死霊館のシスター」のデミアン・ビチル

ウルフウォーカー」(10月30日公開)

アイルランドの歴史や神話を題材にした「ブレンダンとケルズの秘密」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」で連続してアカデミー長編アニメーション部門にノミネートされたトム・ムーア監督とアニメーションスタジオ「カートゥーンサルーン」が、前2作に続くケルト3部作の3作目として手がけた長編アニメーション。

アイルランドのキルケニーで伝えられてきた、眠ると魂が抜けだしオオカミになるという「ウルフウォーカー」を題材に描いた。中世アイルランドの町キルケニー。イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターを父に持つ少女ロビンは、森の中で出会った少女メーヴと友だちになるが、メーヴは人間とオオカミがひとつの体に共存した「ウルフウォーカー」だった。魔法の力で傷を癒すヒーラーでもあるメーヴと、ある約束を交わしたロビン。それが図らずも父を窮地に陥れることになってしまうが、それでもロビンは勇気を持って自らの信じる道を進もうとする。

映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」(10月31日公開)

人気アニメ「プリキュア」劇場版シリーズの通算28作目。2020年2月放送開始のシリーズ17作目「ヒーリングっど♡プリキュア!」と、前作の「スター☆トゥインクルプリキュア」、前々作の「HUGっと!プリキュア」の3作品から総勢13人のプリキュアが集結し、繰り返される不思議な1日からの脱出しようと奮闘する姿が描かれる。

ある春の土曜日、宿題を済ませて友人のちゆ、ひなたとお花見に行くはずだった花寺のどかだったが、そんな彼女の前に、謎の敵リフレインに追われてきた精霊ミラクルンが現れる。ミラクルンを助けたいと思ったのどかのもとに、「スター☆トゥインクルプリキュア」と「HUGっと!プリキュア」のプリキュアたちも駆けつけるが、「永遠に明日がこない世界」を築こうともくろむリフレインが時間を巻き戻し、同じ毎日を繰り返すことになってしまう。

おらおらでひとりいぐも」(11月6日公開)

第158回芥川賞と第54回文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を「横道世之介」「モリのいる場所」の沖田修一監督が映画化し、昭和・平成・令和を生きるひとりの女性を田中裕子と蒼井優が2人1役で演じた人間ドラマ。

75歳の桃子さんは、突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。しかし、毎日本を読みあさり46億年の歴史に関するノートを作るうちに、万事に対してその意味を探求するようになる。すると、彼女の“心の声=寂しさたち”が音楽に乗せて内から外へと沸き上がり、桃子さんの孤独な生活は賑やかな毎日へと変わっていく。

75歳現在の桃子さんを田中裕子、若き日の桃子さんを蒼井優、夫の周造を東出昌大が演じるほか、濱田岳青木崇高宮藤官九郎という個性的なキャストが桃子さんの“心の声”たちに扮する。

461個のおべんとう」(11月6日公開)

TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美によるエッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」を、「V6」の井ノ原快彦、関西ジャニーズJr.のユニット「なにわ男子」の道枝駿佑の共演で映画化。

長年連れ添った妻との別れを決意した鈴本一樹。息子の虹輝は父と暮らすことを選んでくれたが、15歳という多感な時期を迎える虹輝に対し、一樹は罪悪感を抱いていた。高校受験に失敗した虹輝に、これまで自由に生きてきた一樹は「学校だけがすべてではない。自由に好きに育ってくれたらそれでいい」と思っていたが、虹輝は高校進学の道を選び、翌春に高校合格を果たす。学校の昼食は「父さんのお弁当がいい」と虹輝が言ったことから、一樹はミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する。

一樹役を井ノ原快彦、虹輝役を道枝駿佑がそれぞれ演じる。また原作者の渡辺が、一樹のバンドがライブを行うライブハウスのオーナー役でカメオ出演。監督は「キセキ あの日のソビト」の兼重淳。

ストックホルム・ケース」(11月6日公開)

誘拐・監禁事件の被害者が犯人と長い時間をともにすることで、犯人に対し連帯感や好意的な感情を抱いてしまう状態を示す心理学用語「ストックホルム症候群」の語源になった事件を題材に、イーサン・ホーク主演で描くクライムドラマ。

何をやっても上手くいかない悪党のラースは、自由の国アメリカに逃れるためストックホルムの銀行に強盗に入る。ビアンカという女性を含む3人を人質に取り、刑務所に収監されていた仲間のグンナーを釈放させることに成功したラースは、続けて人質と交換に金と逃走車を要求。しかし、警察が彼らを銀行の中に封じ込める作戦に出たことで事態は長期化。次第に犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちの間に、不思議な共感が芽生え始めていく。映画の題材となったのは、1973年にスウェーデンストックホルムで起こったノルマルム広場強盗事件。

監督は、イーサン・ホークが伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーを演じた「ブルーに生まれついて」のロバート・バドロー。犯罪仲間のグンナー役に「キングスマン」シリーズのマーク・ストロング、人質となるビアンカに「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス

十二単衣を着た悪魔」(11月6日公開)

女優・黒木瞳の監督第2作で、内館牧子の長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を映画化。源氏物語の世界に紛れ込んだ現代の青年が、奔放で強い女性に翻弄されながらも成長していく姿を描く。

就職試験に落ちてばかりのフリーター・雷は、京大に合格した弟に対し劣等感を抱いていた。ある日、アルバイトで「源氏物語」の世界を模したイベントの設営をした彼は、帰宅途中に激しい雷雨に襲われて意識を失ってしまう。目を覚ますと、そこは「源氏物語」の世界だった。アルバイト先で配られたあらすじ本のおかげで陰陽師として弘徽殿女御に見いだされた雷は、息子を異母弟・光源氏との帝位争いに勝たせるべく闘う彼女に振り回されながらも次第に触発されていく。自身の境遇と重ねつつ、悪名高い弘徽殿女御に仕えていくことを決意する雷だったが……。

今日から俺は!!」「弱虫ペダル」など話題作が続く伊藤健太郎が主演を務め、「ダンスウィズミー」の三吉彩花が弘徽殿女御を演じる。

ジオラマボーイ・パノラマガール」(11月6日公開) (PG12)

リバーズ・エッジ」などで知られる人気漫画家の岡崎京子が1989年に刊行した同名コミックを実写映画化。

現代の東京を舞台に、未来への不安を抱えながらも「今」を生きる若者たちを描いた。16歳の平凡な高校生・渋谷ハルコは、ある夜、橋の上で倒れていた神奈川ケンイチに一目ぼれする。ハルコは世紀の恋だとはしゃぐが、真面目でおとなしいケンイチは、受験を目前にして衝動的に学校を辞めてしまい、それどころではない。さらにケンイチは、勢いでナンパした危険な香りのする女の子マユミに夢中になっていき、ハルコとケンイチの恋は平行線をたどるが……。

渋谷ハルコ役は映画「小さな恋のうた」などで注目される山田杏奈。神奈川ケンイチ役は、山田とは「小さな恋のうた」でも共演している鈴木仁。監督・脚本は「PARKS パークス」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の瀬田なつき

PLAY 25年分のラストシーン」(11月6日公開) (PG12)

ある男性が仲間たちと過ごした25年間を、1990年代から2010年代まで撮り続けたホームビデオの映像をつないで描いた青春ドラマ。

1993年、パリ。13歳の少年マックスは両親から贈られたビデオカメラで家族や友人たちとの日常を撮り始め、それは彼のライフワークとも言える趣味になった。38歳になったマックスは、それまで撮りためた25年分の映像を振り返り、編集する。そこにはいつも一緒にいた4人の仲間たちとの、かけがえのない日々が全て記録されていた。素直になれず大切なものを手放してしまったマックスは、新たに“映画”のラストシーンを準備する。

人気コメディアンのマックス・ブーブリルが主演を務め、盟友アントニーマルシアーノ監督と共同で脚本も手がけた。

モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け」(11月6日公開)

世界累計利用者数が5300万を超えるスマホアプリ「モンスターストライク」のキャラクターを主人公にオムニバス形式のアニメとしてYouTubeで配信し、累計再生数が4億回を突破している通称「モンストアニメ」を映画化。

オラゴンと5人のヒーロー5が天聖イェソドを倒したことで平和を取り戻した「ストライク・ワールド」が、再び戦場となってしまう。そして、駆けつけたオラゴンたちの前に現れたのは、ともに世界を救った仲間のはずのルシファーだった。滅亡を願うルシファーの企みは、オラゴンたちに絶望をもたらすが……。

監督は「名探偵コナン」劇場版シリーズや「シドニアの騎士」、アニメ版「GODZILLA」3部作などを手がけた静野孔文。ルシファー役の日笠陽子をはじめ、高山みなみ水樹奈々内田真礼小倉唯斉藤壮馬福島潤ら人気声優たちが声の出演。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」(11月7日公開)

妖精と人間が共存する世界を舞台に、猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)が旅をしながら人間社会を理解していく姿を描いた中国製の劇場アニメ。

この世には妖精が実在し、彼らの中には人間の格好をして社会に溶け込んでいるものもいれば、山の奥で隠れて暮らすものもいた。森で楽しい日々送っていた猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)は、人間たちによって森が切り開かれてしまったことから、暮らす場所を探して各地を放浪する。その旅の途中で妖精のフーシー(風息)、人間のムゲン(無限)と出会ったシャオヘイは、彼らとの交流を通じてさまざまなことを学び、成長していきながら、再び安心して暮らせる場所を求めて旅を続ける。

「羅小黒戦記」は、中国で2011年から配信がスタートしたWEBアニメシリーズ。国産アニメとして中国で徐々に人気を博し、2019年に劇場版として本作が製作されると大ヒットを記録。日本でも同年、字幕版が小規模公開され(チームジョイ配給)、映画ファンやアニメファンの間で口コミで評判が広がり、アニプレックスが共同配給につき、花澤香菜宮野真守櫻井孝宏という人気声優陣による日本語吹き替え版として全国公開される。

ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」(11月13日公開)

人気作家・中山七里の小説「ドクター・デスの遺産」を映画化したクライムサスペンス。安楽死を手口にする連続殺人犯に挑む刑事役で綾野剛北川景子が共演し、「神様のカルテ」「サグラダリセット」などを手がけてきた深川栄洋監督がメガホンをとった。

終末期の患者ばかりが次々と不審な死を遂げる事件が相次ぎ、捜査に乗り出した刑事の犬養と高千穂は、依頼を受けて患者を安楽死させる「ドクター・デス」と呼ばれる医者の存在にたどり着く。しかし、そんな矢先、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘の沙耶香が、ドクター・デスに安楽死を依頼してしまい……。

さくら」(11月13日公開)

直木賞作家・西加奈子が家族をテーマにつづった同名ベストセラーを、「三月のライオン」の矢崎仁司監督が映画化。

長谷川家の次男・薫は、年末に実家へと向かう。兄の一(ハジメ)は彼にとって幼い頃から憧れの存在だったが、2年前に事故で他界した。ハジメの死をきっかけにバラバラになってしまった家族をつなぎ止めるかのように、薫は幼い頃の記憶を思い起こしていく。妹・美貴の誕生、愛犬サクラとの出会い、引っ越し、初めての恋と失恋など、長谷川家の5人とサクラが過ごしたかけがえのない日々。そして大みそか、壊れかけた家族をもう1度つなぐ奇跡のような出来事が起こる。

平凡な次男・薫を「君の膵臓をたべたい」の北村匠海、破天荒な長女・美貴を「渇き。」の小松菜奈、人気者の長男・一を「キングダム」の吉沢亮、彼らの両親を寺島しのぶ永瀬正敏がそれぞれ演じる。

魔女見習いをさがして」(11月13日公開)

1999年から4年間にわたって放送され人気を博した魔法少女アニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年を記念し、3人の新たなヒロインが織り成す大人のための魔法の物語を描いた劇場版アニメ。

教員志望の大学生ソラ、帰国子女の会社員ミレ、フリーターのレイカ。年齢も住む場所も悩みも全てが違う3人だったが、不思議な巡り合わせで一緒に旅に出ることに。3人は「どれみ」にゆかりのある様々な土地を巡る旅を通し、大人になって忘れてしまっていたそれぞれの大切なものを見いだしていく。

制作陣には監督の佐藤順一、脚本の栗山緑、キャラクターデザイン・総作画監督馬越嘉彦ら、テレビアニメ版のオリジナルスタッフが再結集。3人のヒロインの声を担当したのは、森川葵松井玲奈百田夏菜子

ホテルローヤル」(11月13日公開) (PG12)

直木賞を受賞した桜木紫乃の自伝的小説を、「百円の恋」「全裸監督」の武正晴監督が映画化。

北海道の釧路湿原を背に建つ小さなラブホテル、ホテルローヤル。経営者家族の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、ホテルの仕事を手伝うことに。アダルトグッズ会社の営業・宮川に淡い恋心を抱きながらも何も言い出せず、黙々と仕事をこなすだけの日々。そんな中、ホテルにはひとときの非日常を求めて様々な客が訪れる。ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、雅代たちはマスコミの標的となってしまう。さらに父が病に倒れ家業を継ぐことになった雅代は、初めて自分の人生に向き合うことを決意する。

波瑠が主演を務め、松山ケンイチ安田顕が共演。脚本は「手紙」「イエスタデイズ」の清水友佳子

タイトル、拒絶」(11月13日公開) (R15+)

それぞれ事情を抱えながらも力強く生きるセックスワーカーの女たちを描いた群像劇。劇団「□字ック」主宰の山田佳奈が、2013年初演の同名舞台を自らのメガホンで映画化した。

雑居ビルにあるデリヘルの事務所で、華美な化粧と香水の匂いをさせながらしゃべる女たち。デリヘル嬢たちの世話係をするカノウは、様々な文句を突きつけてくる彼女たちへの対応に右往左往している。やがて、店で一番人気のマヒルが仕事を終えて戻って来る。何があっても楽しそうに笑う彼女がいると、部屋の空気は一変する。ある日、モデルのような体型の若い女が入店したことをきっかけに、店内での人間関係やそれぞれの人生背景が崩れはじめる。

2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に出品され、主演の伊藤沙莉が東京ジェムストーン賞を受賞した。

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」(11月13日公開)

KUBO クボ 二本の弦の秘密」や「コララインとボタンの魔女」などで知られるアメーションスタジオのライカが手がけたストップモーションアニメ。

「神話と怪獣研究の第一人者」を自称するライオネル卿は、伝説の生き物を発見して自らの才能を世に示そうと旅に出る。その途上で、人類の遠い祖先である生きた化石ミッシング・リンクと遭遇したライオネル卿は、種族で唯一の生き残りだというミッシング・リンクの親族を探すため、伝説のシャングリラを目指すことになるが……。

ライオネル卿の声をヒュー・ジャックマンが担当したほか、ザック・ガリフィアナキスゾーイ・サルダナエマ・トンプソンらが声優を務めた。監督はライカの「パラノーマン ブライス・ホローの謎」を手がけたクリス・バトラー。第77回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞。第92回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネート。

水上のフライト」(11月13日公開)

不慮の事故で走り高跳び選手としての夢を絶たれた女性が、パラカヌーとの出会いを通して希望を取り戻していく姿を、中条あやみ主演で描いたヒューマンドラマ。

走り高跳びで世界を目指す遥は、事故に遭い歩くことができなくなってしまう。心を閉ざし自暴自棄に陥っていたある日、パラカヌーと出会った彼女は、周囲の人々に支えられながら新たな夢を見いだしていく。

超高速!参勤交代」シリーズの脚本家・土橋章宏が、実在のパラカヌー日本代表選手・瀬立モニカとの交流に着想を得て、オリジナルストーリーとして脚本を執筆。「キセキ あの日のソビト」の兼重淳監督がメガホンをとった。遥を支える仲間・颯太を「居眠り磐音」の杉野遥亮、母・郁子を大塚寧々、コーチ・宮本を小澤征悦がそれぞれ演じる。

日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ」(11月13日公開)

小松左京が1973年に発表し、映画化やドラマ化もされてきた名作SF小説日本沈没」を、「夜明け告げるルーのうた」「DEVILMAN crybaby」の湯浅政明監督が大胆なオリジナル解釈を加えてアニメ化した「日本沈没2020」の劇場版。2020年7月にNetflixで配信開始し、反響を呼んだこのアニメシリーズを湯浅監督自身の手で再編集、再構築した。

2020年、突然の大地震が日本を襲った。東京が壊滅的な状況になる中、武藤家の歩と剛の姉弟は一家4人で東京からの脱出を始める。しかし、行く先々でも巨大な地震が断続的に発生し、彼らを追い詰めていく。生きるために迫られる数々の選択、出会いと別れ、そして残酷にも降りかかる生と死。けっして未来を信じることを忘れない歩と剛は、極限状態でさまざまな局面に立ち向かいながら、懸命に生き抜く強さを身につけていく。

ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」(11月13日公開) (PG12)

ビューティフル・マインド」「ラッシュ プライドと友情」の名匠ロン・ハワードが手がけたNetflixオリジナル映画のヒューマンドラマ。「アメリカン・ハッスル」のエイミー・アダムスと「天才作家の妻 40年目の真実」のグレン・クローズをキャストに迎えたヒューマンドラマ。J・D・バンスの回顧録ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」を原作に、3世代にわたる家族の愛と再生の物語を描く。

名門イェール大学に通うバンスは理想の職に就こうとしていたが、家族の問題により、苦い思い出のある故郷へ戻ることに。そこで彼を待ち受けていたのは、薬物依存症に苦しむ母ベブだった。バンスは育ての親である祖母マモーウとの思い出に支えられながら、夢を実現するためには自身のルーツを受け入れなくてはならないと気づく。

共演は「キングス・オブ・サマー」のガブリエル・バッソ、「マグニフィセント・セブン」のヘイリー・ベネット、「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピントNetflixで2020年11月24日からの配信に先立ち、一部の映画館で劇場公開。

STAND BY ME ドラえもん2」(11月20日公開)

国民的アニメ「ドラえもん」初の3DCGアニメーション映画として2014年に公開され、大ヒットを記録した「STAND BY ME ドラえもん」の続編。前作から引き続き監督を八木竜一、脚本・共同監督を山崎貴が担当し、原作漫画の名エピソード「おばあちゃんのおもいで」にオリジナル要素を加えてストーリーを再構築。前作で描かれた「のび太結婚前夜」の翌日である結婚式当日を舞台に、のび太としずかの結婚式を描く。

ある日、優しかったおばあちゃんとの思い出のつまった古いクマのぬいぐるみを見つけたのび太は、おばあちゃんに会いたいと思い立ち、ドラえもんの反対を押し切りタイムマシンで過去へ向かう。未来から突然やってきたのび太を信じて受け入れてくれたおばあちゃんの「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」という一言で、のび太はおばあちゃんに未来の結婚式を見せようと決意する。しかし、未来の結婚式当日、新郎のび太はしずかの前から逃げ出してしまい……。

大人になったのび太の声を前作から続いて妻夫木聡が担当し、おばあちゃん役は宮本信子が務めた。

ばるぼら」(11月20日公開) (R15+)

手塚治虫が1970年代に発表した大人向け漫画「ばるぼら」を、稲垣吾郎二階堂ふみのダブル主演で初映像化した実写作品。手塚治虫の実子である手塚眞監督とウォン・カーウァイ作品で知られる撮影監督クリストファー・ドイルがタッグを組み、愛と狂気の寓話を美しい映像で描き出す。

異常性欲に悩まされている耽美派の人気小説家・美倉洋介は、新宿駅の片隅で、酔っ払ったホームレスのような少女ばるぼらと出会い、自宅に連れて帰る。大酒飲みで自堕落なばるぼらだが、美倉は彼女に奇妙な魅力を感じ追い出すことができない。彼女を近くに置いておくと不思議と美倉の手は動き出し、新たな小説を創造する意欲が沸き起こるのだ。あたかも芸術家を守るミューズのような存在のばるぼらだったが……。

泣く子はいねぇが」(11月20日公開)

「ガンバレとかうるせぇ」「歩けない僕らは」などの短編で高い評価を受けてきた佐藤快磨監督の長編劇場デビュー作。是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」が企画協力し、佐藤監督の地元・秋田の伝統行事「ナマハゲ」を盛り込みながら、大人になっていく20代の若者たちの姿を描く。

秋田県男鹿半島で暮らす、たすくに娘が誕生した。たすくが喜ぶ中、妻のことねは子どもじみていて父になる覚悟が定まらない夫に苛立ちを募らせていた。大みそかの夜、たすくは妻と「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に参加する。しかし、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ日頃の鬱憤を晴らすかのように「ナマハゲ」の面を付けたまま全裸で街へと走り出し、その姿がテレビで全国に放送されてしまう。ことねに愛想を尽かされ、地元にもいられなくなったたすくは逃げるように東京へと向かう。それから2年、東京にたすくの居場所はなく、たすくの中に「ことねと娘に会いたい」という思いが強くなっていく。

たすく役を仲野太賀、ことね役を吉岡里帆が演じるほか、寛一郎山中崇余貴美子柳葉敏郎らが顔をそろえる。

エイブのキッチンストーリー」(11月20日公開) (PG12)

異なる文化を背景にもつため対立しがちな家族の絆を、手作り料理でつなげようと奮闘する少年の成長を描いたヒューマンドラマ。

ニューヨーク・ブリックリンに暮らし、イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つ12歳のエイブは、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることを唯一の心の拠りどころにしていた。そんな自分のことは誰にも理解してもらえないと思っていたエイブは、ある日、世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族をひとつにしようと決意する。

Netflixの大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のウィル役で知られるノア・シュナップが映画初主演を務め、等身大の少年エイブを好演。ブラジル人の映画監督で、YouTuberや雑誌記者などの顔ももつフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデが、自身の半生をベースに描いた。

ホモ・サピエンスの涙」(11月20日公開)

「さよなら、人類」などで知られるスウェーデンの奇才ロイ・アンダーソンが、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇を圧倒的映像美で描き、2019年・第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した作品。

この世に絶望し信じるものを失った牧師、戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル、これから愛に出会う青年、陽気な音楽にあわせて踊る若者……。アンダーソン監督が構図・色彩・美術など細部に至るまで徹底的にこだわり抜き、全33シーンをワンシーンワンカットで撮影。「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを思わせるナレーションに乗せ、悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出す。

Mank マンク」(11月20日公開)

ソーシャル・ネットワーク」「ゴーン・ガール」の鬼才デヴィッド・フィンチャーがメガホンをとり、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のオスカー俳優ゲイリー・オールドマンが、不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを演じたNetflixオリジナル映画。

1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。同作へのオマージュも散りばめつつ、機知と風刺に富んだマンクの視点から、名作誕生の壮絶な舞台裏と、ハリウッド黄金期の光と影を描き出す。

マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド、「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンスら豪華キャストが個性豊かな登場人物たちを演じる。

Netflixで2020年12月4日から配信。それに先立ち一部の映画館で劇場公開。

滑走路」(11月20日公開) (PG12)

32歳で命を絶った夭折の歌人・萩原慎一郎のデビュー作にして遺作となった歌集を原作に、現代をもがき生きる人々の苦悩と希望をオリジナルストーリーで描いた人間ドラマ。

厚生労働省の若手官僚・鷹野は、激務の中で仕事への理想を失い、無力な自分に思い悩んでいた。そんなある日、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストが、NPO団体によって持ち込まれる。追及を受けた鷹野は、リストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、彼が死を選んだ理由を調べ始める。一方、将来への不安を抱える30代後半の切り絵作家・翠は、子どもを欲する自身の思いを自覚しながらも、夫との関係に違和感を抱いていた。また、幼なじみを助けたためにイジメの標的となった中学2年生の学級委員長は、シングルマザーの母に心配をかけまいと1人で問題を抱え込む。それぞれ悩みを抱える3人の人生は、やがてひとつの道へと繋がっていく。

若手官僚・鷹野を浅香航大、切り絵作家・翠を水川あさみが演じる。

フード・ラック!食運」(11月20日公開)

芸能界屈指の食通として知られる「ダチョウ倶楽部」寺門ジモンの初映画監督作。

下町の人気焼肉店を舞台に、「食」を通じて親子の愛情や人生の悲喜こもごもを描く。下町に店を構える人気焼肉店「根岸苑」を切り盛りする安江。ひとり息子は良人は、母の手料理を食べることが毎日の楽しみだった。しかし、ある事件がきっかけで根岸苑は閉店し、成長した良人も家を飛び出してしまう。うだつがあがらないライターとして自堕落な生活を送っていた良人は、ある日、グルメ情報サイトの立ち上げを任されることに。そして、そんな良人のもとに、家を飛び出して以来、疎遠になっていた母が倒れたとの報せが入る。

主人公・良人役で「EXILE」「三代目J Soul BrothersパフォーマーEXILE NAOTOが主演。物語のキーパーソンとなる新人編集者・静香役で土屋太鳳が共演する。良人の母で「根岸苑」店主の安江をりょうが演じるほか、石黒賢松尾諭寺脇康文、白竜、東ちづる矢柴俊博筧美和子大泉洋大和田伸也竜雷太ら実力派やベテラン俳優が多数出演。

THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女」(11月20日公開) (PG12)

香港と中国・深圳という隣接する2つの地域を行き来し、それぞれにアイデンティティを持つ少女を主人公に、香港と中国大陸の越境問題や経済、社会情勢、現地の青少年の裏事情など、さまざまな実情をリアルに重ねながら、青春のみずみずしさを描いた中国映画。

香港人の父と中国人の母を持つ16歳の高校生ペイは、深センから香港へ越境通学している。母は家で友達と麻雀に興じてばかりで、父は香港で別の家族を持ち、国境付近でトラック運転手をしている。孤独なペイにとって一番楽しいのは、学校で親友ジョーと過ごす時間だった。2人は日本の北海道へ旅行に行くことを夢見て小遣い稼ぎしているが、ある日、船上パーティでハオという青年に出会う。クールなハオにジョーが好意を抱くなか、ペイはハオからスマートフォンを香港から深センへ持ち出す密輸の仕事を持ち掛けられる。ペイは旅費欲しさに、その裏仕事を引き受けてしまうが……。

ルクス・エテルナ 永遠の光」(11月20日公開)

「CLIMAX クライマックス」「アレックス」などで知られるフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、映画への愛と狂気を独特の映像で描いた異色作。

魔女狩りを題材にした映画の撮影現場。女優、監督、プロデューサー、それぞれの思惑や執着が入り乱れ、現場は収拾のつかないカオスな状態に陥っていく。

出演は「アンチクライスト」のシャルロット・ゲンズブール、「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダル、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のアビー・リー・カーショウ。

 

というわけで、今週は以上。閲覧ありがとうございました。

*1:この理由はあくまでも個人的な考えではあるが、エヴァ進撃の巨人鬼滅の刃は現象化していく熱気や人々を盛り上げさせるキャラと物語配置があると思う。ぜひ、いろんな人に研究していただきたいところだ。