Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めたTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

<週刊興行批評>10日前に公開日発表をしたシン・エヴァ、緊急事態宣言下で公開された邦画の効果ありか?

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お久しぶりです。5ヶ月も間が空いてしまいました。私情でブログの更新ペースを途絶える形となりました。毎週あるべき(自分のルーティンとしていた)このコーナーも今週から再開できそうです。

さて、まずそもそも前回は「鬼滅の刃」が初登場1位にランクインしたところで更新を途絶えてしまいました。そして、ご存知のように「鬼滅の刃」は日本の歴代興収で1位を取ってしまいました…まさかとは思いましたが、取ったという事実に変わりありません。他にも「STAND BY ME ドラえもん2」が前作の反動からか30億円近くしか稼げなかったり、「新解釈・三國志」は福田雄一監督のネームバリューが健在であることを示し、「ワンダーウーマン 1984」はアメリカでは配信サービスとの並行公開も展開されました。「えんとつ町のプペル」の宣伝展開に関しては少々疑問の声が挙がったり、「銀魂 THE FINAL」の入場者特典には相変わらずの作品の力に笑わされたりもしました。また、2度目の緊急事態宣言が1月から発出されたことにより、「ザ・スイッチ」、「シン・エヴァ」、「ザ・ファブル」の続編、「ドラえもん」の新作、「キネマの神様」などが相次いで延期をする事態となり、作品不足、夜8時までの時短営業に追い込まれた形となりました(閉館ではなく時短であることに止まらない安心はありますが、補償がないとかあったり)。これがここ5ヶ月のざっくりとした興行の展開です。あと、リバイバル上映に出会す回数も増えたとかありましたね(これもまた違う機会に書いていければ良いかな…と思います)。

さて、今回は5週連続1位の「花束みたいな恋をした」といよいよあと2日後に公開される「シン・エヴァンゲリオン劇場版」について書いていきます。

 

 

1.先週末のランキング

まずは、先週末のランキングを見てみましょう。

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1位は「花束みたいな恋をした」。土日2日間で動員12万8000人、興収1億7600万円をあげ、前週比は動員で-4.2%、興収で-6.5%と、変わらず落ちの少ない興行となっており、累計では動員167万人、興収22億円を突破した。

2位は「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」。土日2日間で動員10万人、興収1億5600万円をあげ、前週比は動員で+5.5%、興収で+3.3%と公開から20週目を迎えたとは思えない驚きの数値となっており、累計では動員2768万人、興収381億円を突破。

3位は「名探偵コナン 緋色の不在証明」。累計では動員51万人、興収7億3800万円を突破した。

4位は「ライアー×ライアー」。累計興収は4億3100万円を突破。

5位は「銀魂 THE FINAL」。累計で動員125万人、興収17億円を突破。

6位は「樹海村」。累計興収は5億4200万円を突破。

7位は「映画 えんとつ町のプペル」。累計で動員163万人、興収22億円を突破。

8位は「ファーストラヴ」。累計興収は4億8500万円を突破。

9位は「劇場版ポケットモンスター ココ」。累計で動員144万人、興収16億円を突破。

10位は「すばらしき世界」。累計で動員29万人、興収3億9100万円を突破。

 

2.興収チェック!「花束みたいな恋をした」

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先週末1位に輝いたのが「花束みたいな恋をした」。先週末を含めて5週連続での1位となった。「東京ラブストーリー」や「カルテット」などを手がけてきた坂元裕二によるオリジナル脚本を菅田将暉有村架純の主演で映画化した作品。

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5週連続で1位を獲得した本作は週末興収の落ちが少なく、累計興収は20億円を突破した。なお、本作の配給をしているのは東京テアトルリトルモアという東宝などのメジャー配給ではない小中規模の映画会社である。こうした小中規模の配給会社の作品が20億円を突破したのは2018年の「万引き家族」(ギャガ)と「カメラを止めるな!」(アスミック・エース/ENBUゼミナール)以来となる。

本作でも劇中歌やストーリーの要素の一つまでをも担うことになったAwesome City Clubはインスパイアソング「勿忘」がストリーミングサービスなどで話題となり、「CDTV ライブ!ライブ!」や「ミュージックステーション」にそれぞれ初出演を果たすなど世に知れ渡ることになったりとちょっとした社会現象も生み出すほどにヒットを記録している。

ここまでのヒットを記録したのは純粋に作品の素晴らしさ、面白さ(筆者も観たが、今年ベスト級です…)でのクチコミヒットもあるが、緊急事態宣言によって、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」や「ザ・ファブル 第2章」といった競合作が延期をしたことも要因として挙げられる。競合作がない状況で本作が大ヒットし、映画館としても上映スクリーンの座席数をさらに多いところに移すなどの対応も見られ、緊急事態宣言下でありながらも興収20億を記録するヒットを生み出したのはこうした要因があってこそだと思う。もちろん、菅田将暉有村架純両名のネームバリューあってこそでもある。この勢いも今週末までだと思われる。というのも、今週末を潜り抜けるとついにあの作品の公開が始まるからである。

 

3.「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開日が3月8日に決定!

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この一報が流れたときは驚かれた方も多かったのではないだろうか。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最終章にして、「エヴァンゲリオン」シリーズの最終作とも言われている「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開日が3月8日に決定したのだ。

本作は元々2020年6月27日の公開を予定していたが、1度目の緊急事態宣言により、4月に延期を発表。10月に2021年1月23日の公開を発表したが、2度目の緊急事態宣言により、公開9日前にして公開延期を発表していた。そして、現在の公開日に落ち着いたわけでありますが、今回の一報で驚く点が2つありました。

1つ目が公開日から10日前に発表をした点。現在の公開日を発表したのが2月26日(金)。これは公開日10日前という急転直下での発表だ。普段なら、宣伝の兼ね合いや公開劇場の準備などを考えて、2〜3ヶ月くらいはあるものなのだが、公開劇場の準備がギリギリできる10日前の発表はファンにとっては心の準備も儘ならない状態に陥ったのではないだろうか。

2つ目が公開初日が月曜日だという点。映画の公開日は金曜日か土曜日であることが通例だが、本作は月曜日を選択。というのも、実はこの3月8日というのは緊急事態宣言が全国的に解除される予定日であったからだ。その日に選択をして、全国的に朝から晩まで上映しようという配給側の目論見があったのだろう。もちろん、こうした大作が月曜日で祝日でもない平日を公開初日にすることなど異例中の異例だ。ただ、この目論見は1都3県の緊急事態宣言の延長によって少々潰れたところもある。

本作を再延期しても(あるいはそんな宣言明けてすぐに公開しなくても)良いじゃないかという声もあるだろうが、本来その週末に公開される予定だった東宝配給のドラえもんの新作が延期され春休みの目玉がなかったこと、映画館側も鬼滅の威力が尽きてきてラインナップの強力さがなくなってきたことも考えると早く上映したい、これ以上の延期はよろしくないという考えも分からなくはない。そして、何よりも本作の公開日決定の公式アナウンスには「継続的に各劇場にて有効な感染対策がなされていること、さらに感染リスクを軽減する新たな鑑賞マナーの定着」と書かれており、劇場や観客自身の感染対策(映画館がクラスターになった実例が報告されていないこと)への評価もなされており、これならば、公開しても大丈夫だろう、たとえ緊急事態宣言が再延長されても問題はないだろうということもあったのではないのだろうか。個人的にはそれらに加えて、緊急事態宣言下でも映画館側は作品の供給を続けてきており、花束みたいな恋をしたや鬼滅の刃が引き続き大ヒットしたことも評価したのではないのだろうかと考える。

という異例の公開日発表により、いよいよ公開が迫ってしまった本作(エヴァの宣伝展開の素晴らしさはまた後日書いていきたい)。ここからはどういった上映規模になるのか、はたまたどういった興収を叩き出すのかを考えていきたい。

シン・エヴァの公開規模は鬼滅並み?

今回も鬼滅の刃での調査と同様に東宝の上映劇場一覧に載せられてる劇場すべての初日の上映スケジュールを調べてみました。

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本作の上映館数は346館。鬼滅が365館でしたので少し少ない状況です。初日の上映回数も5722回。鬼滅に比べると7割くらいといったところ*1。これは前述したように緊急事態宣言によって、鬼滅では42回と爆走したTOHOシネマズ新宿も本作は半分の21回での上映となるようにレイトショーまでの上映が首都圏に関しては出来ないということや上映時間が155分と長めなため、頑張っても1スクリーンで4回程度しか回せないという理由が挙げられる。

だが、本作では、IMAX上映に加えて、4D上映も同時公開を始めたり、朝7時の初回上映をする劇場が鬼滅の刃(83館)より増えている(96館)という好都合も働いている面もある。さらには複数のスクリーンに跨っての上映を敢行する劇場がほとんどで、公開スタイルは「鬼滅の刃」の成功例を活かした形となっている。これらが上手く活用できれば…良い結果が生まれるのか?

「シン・エヴァ」の初週の興収は?

さて、エヴァシリーズ初となる東宝配給*2によりここまでの規模での上映が行えること、「ヱヴァQ」での波乱、「シン・ゴジラ」のメガヒット、エヴァのブランド化によって認知の拡大がされていること、数年前から劇場の予告などで大々的に告知がされていること、そして、何より「エヴァンゲリオン」シリーズがついに完結を迎えるということもあり、大ヒットが見込めるのは間違いない。

ちなみに前3作と「シン・ゴジラ」のデータがこちら。

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こうしたデータを元に自分自身も予想をしたいが、これに限っては予測不能だ。というのも、先ほど挙げたように初日が土曜日といった週末ではなく、月曜日という平日であることでどのように興収発表されるかが分からないところだ。金曜日から開始された予約状況の熱気を見る限りは初日で5億円はいきそうであり、1週間で15〜20億円という記録を出すと予想する。初日と初週末にどう記録していくかにまずは注目であり、興行通信社や配給はデータを公表していったほうが良いと思う。最終的には「Q」超えを目指していきたいが、こればかりはコロナと競合作のぶつかり合いを見ていくしかないだろう。

さて、ファンが待ちに待ち望んだ(来てほしくない現実を願った)作品の到来、異例の興行形態が幕を開ける。次回(来週)は初日のデータが出れば、そちらを書いていこうかと。本格的に書くのは再来週だと思います。とりあえず、自分は初日と2日目で4回、既に予約して臨む姿勢だ。

 

4.今週末の注目作

太陽は動かない」(3月5日公開)

「怒り」「悪人」などで知られる吉田修一のスパイアクション小説「太陽は動かない」「森は知っている」を藤原竜也主演で映画化。

謎の秘密組織AN通信。この組織に属するエージェントは心臓に爆弾が埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫まるという。エージェントの鷹野は相棒の田岡とともに、死の危険を抱えながら「全人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報をめぐって、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦を繰り広げる。

鷹野役の藤原竜也、田岡役の竹内涼真のほか、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、佐藤浩市市原隼人南沙良、日向亘、加藤清史郎らが脇を固める。監督は「海猿」「暗殺教室」「MOZU」など数多くのヒットシリーズを手がける羽住英一郎

ラーヤと龍の王国」(3月5日公開)

龍の王国を舞台に少女の戦いと成長を描くディズニーの長編アニメーション。

聖なる龍たちに守られた王国。人びとが平和に暮らすその王国を邪悪な悪魔が襲った。龍たちは自らを犠牲に王国を守ったが、残された人びとは信じる心を失っていった。500年の時が経ち、王国をふたたび魔物が襲う。聖なる龍の力が宿るという「龍の石」の守護者一族の娘ラーヤは、王国に平和を取り戻すため、姿を消した最後の龍の力をよみがえらせる旅に出る。

監督はアカデミー長編アニメーション賞を受賞したディズニーアニメ「ベイマックス」のドン・ホールと、実写映画「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダ。劇場公開と同時にDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。

キンキーブーツ」(3月5日公開)

実話を元にしたイギリスの同名映画を、ハーベイ・ファイアスタインの脚本とシンディ・ローパーの作詞・作曲で舞台化し、ブロードウェイでも上演されてトニー賞を受賞したミュージカル。日本でも小池徹平三浦春馬の主演で上演された大ヒットミュージカルのオリジナル版の模様を映像に収め、スクリーン上映。

自分の意思に反して、倒産しそうな靴工場の跡継ぎとなったチャーリーは経営困難に苦しんでいた。そんな中、チャーリーは外見も振る舞いも違うドラァグクィーンのローラと仲間たちに出会う。そんな2人には思いがけない共通点があった。

ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作。

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス」(3月5日公開) (PG12)

自らを土星生まれと語り、フリージャズのカテゴリーに括りきれないアバンギャルドな作品を数多く発表した作曲家サン・ラーが脚本、音楽、主演を務めたSF映画

地球から姿を消した大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは、音楽を燃料に大宇宙を航行していた。ついに地球と異なる理想の惑星を発見し、地球に戻ったサン・ラーはジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動を用いて、アメリカにいる黒人のブラザーたちの移送を計画する。しかし、その技術を盗もうとするNASAアメリカ航空宇宙局)の魔の手が迫っていた。

1974年に製作された81分のオリジナル版を2021年に日本初公開。

野球少女」(3月5日公開)

韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画。

豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。さらに、友人や家族からも反対されてしまう。そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。

主人公を支えるコーチを「僕の中のあいつ」のイ・ジュニョク、母親を「無垢なる証人」のヨム・ヘランが演じる。

ARIA The CREPUSCOLO」(3月5日公開)

 

2005年から放送された人気テレビアニメ「ARIA」シリーズの劇場版。原作者・天野こずえが描き下ろしたコミックをもとに、テレビ版の監督を務めた佐藤順一が総監督・脚本を手がけた。

水の星アクアの観光都ネオ・ヴェネツィア。水先案内店「オレンジぷらねっと」で修行の日々を送るウンディーネ(水先案内人)のアーニャには、気掛かりなことがあった。それは、先輩のアリスとアテナが、互いに多忙なためずっと会えていないこと。そのせいで元気がないアテナに対し、アリスはなぜか会うのを避けている様子だった。友人のアイやあずさにも協力してもらい、先輩たちが会える方法を探すアーニャだったが……。

キャストにはアリス役の広橋涼、アーニャ役の茅野愛衣らおなじみの声優陣に加え、アテナ役で佐藤利奈、劇場版オリジナルキャラクターのアレッタ役で安野希世乃が新たに参加。

レイダース 失われたアーク《聖櫃》4Kリマスター版4DX」(3月5日公開)

インディ・ジョーンズ」シリーズの記念すべき第1作で、「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスと「ジョーズ」「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグが初タッグを組み、1981年に製作した冒険活劇。主演ハリソン・フォードの代表作のひとつとして広く知られ、以降もシリーズ作品が大ヒットを重ねた映画史に残る名作アクションアドベンチャー

第2次世界大戦前夜の1936年を舞台に、旧約聖書に記されている十戒が刻まれた石板が収められ、神秘の力を宿しているという契約の箱(=聖櫃)を巡って、ナチスドイツとアメリカの考古学者インディ・ジョーンズハリソン・フォード)が争奪戦を展開する。

原案はルーカスとフィリップ・カウフマン。脚本は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のローレンス・カスダン。1981年の初公開から40周年を記念して2021年、体感型上映システム「4DX」で4Kリマスター版を上映。

星の王子ニューヨークへ行く 2」(3月5日Amazon プライム・ビデオにて配信)

1988年に公開された「星の王子 ニューヨークへ行く」がエディ・マーフィらオリジナルキャストが再結集して描かれる33年ぶりの続編。

緑豊かな王国ザムンダを舞台に、新たに戴冠した国王アキームと、彼の親友であるセミが、アフリカからニューヨーク・クイーンズを目指し、全く新しい陽気な冒険を繰り広げることになる。

アキーム役のエディ・マーフィセミ役のアーセニオ・ホールの他、父親ジャファ役のジェームズ・アール・ジョーンズ、執事オーハ役のポール・ベイツ、クイーン・リサ役のシャリー・ヘッドリー、クレオマクダウェル役のジョン・エイモス、モーリス役のルーイ・ アンダーソンや、前作に登場したお馴染みの床屋の店員など、オリジナルキャストが再結集し、人気ラッパーのリック・ロス、「ビール・ストリートの恋人たち」のキキ・レイン、「ブレイド」シリーズのウェズリー・スナイプス、「ゴーストバスターズ」のレスリー・ジョーンズ、「コップ・アウト ~刑事した奴ら~」のトレイシー・モーガン、「ホワイト・ボイス」のジャーメイン・ファウラー、エディ・マーフィーの実娘・女優のベラ・マーフィーなど新キャストも参加している。監督はエディが出演した「ルディ・レイ・ムーア」のクレイグ・ブリュワー

シン・エヴァンゲリオン劇場版」(3月8日公開)

庵野秀明監督による大ヒットアニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの完結編。

1995~96年に放送されて社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を再構築し、4部作で新たな物語を描く「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ。2007年に公開された第1作「エヴァンゲリオン新劇場版:序」、09年の第2作「エヴァンゲリオン新劇場版:破」、12年の第3作「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」に続く今作は、庵野総監督の下、テレビシリーズから新劇場版までシリーズに深く携わってきた鶴巻和哉と、新劇場版シリーズで副監督など務めてきた中山勝一が監督を担当し、新たな結末が描かれる。テーマソングは、これまでの新劇場版シリーズも担当した宇多田ヒカルが引き続き手がけた。

 

というわけで、今週は以上。閲覧ありがとうございました。

*1:鬼滅の初日は7960回。鬼滅と重なる劇場では1956回少ない。

*2:なお、本作は東宝東映・カラーの共同配給だ。東宝東映がタッグを組むのも史上初のこと。映画史に刻まれる事件が実は起こっている。