Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めたTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」が大ヒット!MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を興行収入で振り返る!!

現在、世界興行収入で第2位、

日本でもこれまでMCU最高だった「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の37.4億円を超え、47.5億円。50億円という大台を突破することは確実となった「アベンジャーズ/エンドゲーム」。

今回はこの11年間、延べ22作品に渡って展開されてきたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が世界で日本でどう展開されてきたのか。興行収入という面から書いていきたいと思う。

 

 

・ていうか、そもそもMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)って?

こうやって振り返る上でMCUというものをもう一回振り返ってみよう。 アメリカのコミック出版社である「マーベル・コミック」のスーパーヒーローの実写映画化作品を同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う作品群の名称がMCUだ。 MCUでは時系列の纏まりである「フェーズ」を設けており、2008年の「アイアンマン」から2012年の「アベンジャーズ」をフェーズ1、2013年の「アイアンマン3」から2015年の「アントマン」をフェーズ2、2016年の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から現在までをフェーズ3と呼んでいる。なお、フェーズ3は6月に公開される「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で終了。これらのフェーズ1~3の23作品をまとめて、「インフィニティ・サーガ」と呼ぶ。 そんな大規模プロジェクトはこうやって企画を扱う通り、見事大成功を収め、世界で最も稼いでいるシリーズになった。 さあ、そんな世界中を虜にさせたMCUがどんな道を辿っていったのか。興行収入と日本の宣伝を主軸に振り返っていこう。

1.「アイアンマン」(米・2008年5月2日、日本・2008年9月27日)

・世界興収:5億8517万ドル(2008年世界興収8位)

・日本興収:9.4億円

記念すべき1作目。映画化の話が持ち上がっては消えていた人気作「アイアンマン」をマーベル・スタジオが自らハリウッドのスタジオから買い戻し製作開始。主演には過去に薬物問題を起こしたロバート・ダウニー・Jr.と今の状況からしてみれば、期待値はそこまで高くない中でスタートを切った。

しかし、蓋を開けてみれば、それは遥かなる大きな一歩となった。その年の世界興収では8位となった。

一方、日本では他国が5月に公開しているにもかかわらず、9月下旬という夏休みの空気も冷めたところで公開(当時、配給元のソニー・ピクチャーズは後述の「インクレディブル・ハルク」、そして「ハンコック」との3作品セットで宣伝されていた)。宣伝としてロバート・ダウニー・Jr.が来日。

だが、入国管理局により6時間の足止め、レストランの牛肉で食中毒、禁酒中でありながら鏡開きを強要されたなど今でも語られるくらいの散々な目に遭ってしまったのだ。残念ながら、これ以降ロバート・ダウニー・Jr.は来日を果たしていない(「エンドゲーム」の宣伝では韓国のイベントに参加した日本のファンと交流している。)。

そんなエピソードもありながら、初登場1位を獲得。だが、最終興収は10億円の壁を突破することは出来なかった。

まだまだ日本での「アイアンマン」の浸透が行き届いてないことを表した結果となってしまった。 ちなみに、2008年に公開されたアメコミ映画と比べるとこんな感じ。

数字というのは残酷なまでに現れるものだ…そして、もうひとつ語っておきたいのが日本では「アイアンマン」が最初のMCU映画ではない。どういうこと?と思うかもしれないが、次で分かる。

 

2.「インクレディブル・ハルク」(米・2008年6月13日、日本・2008年8月1日)

・世界興収:2億6342万ドル(2008年世界興収21位)

・日本興収:1.8〜5億円

ハルクの実写化は既に2003年にアン・リー監督による「ハルク」があるが、今作は続編ではなく、「リブート」を取る形となった。

しかし、興収はMCUの中では一番低かったり、ハルク役のエドワード・ノートンは今作限りの主演で降板とMCUの中では言い方は悪いが、上手くいかなかった作品となる。

日本では一度映画化されたことがある「ハルク」を「アイアンマン」より先に公開。まだまだユニバース展開に関する認知もそこまでなかったことも要因としてはあるだろう。

宣伝としては、エドワード・ノートンリヴ・タイラーが来日。

吹替は主役のハルク役に水嶋ヒロが声優初挑戦した。もう既にこの時点からマーベルの俳優による声優参加はあったのだ。なお、水嶋ヒロエドワード・ノートン同様、ハルク役は今作限りだ。

公開日も8月1日という夏休み真っ盛りな時期に公開した。しかし、2008年の夏。そう。ジブリの新作「崖の上のポニョ」が席巻。さらに、その翌週にはアメコミ映画「ダークナイト」がスタンバイ(ハルク公開の週末には先行上映も行われた)。その他、夏休み映画に押され、初登場は11位だった。

累計興収もはっきりした数字が表されておらず、Wikiには5億円、とあるサイトは1.8億円とまちまち。初週末に6000万円しか稼げずに5億円までいくかにも疑問が生じたりするが、どの数字にせよ、残念ながら今作は大ヒットとまではいかなかったことは事実だろう。

個人的にはそこまで悪くもないけどな…やはり、「アイアンマン」同様2008年はアメコミに関する認知度は今より低かったことは確かだろう。

 

3.「アイアンマン2」(米・2010年5月7日、日本・2010年6月11日)

・世界興収:6億2393万ドル(2010年世界興収7位)

・日本興収:12.0億円(2010年日本興収41位)

「アイアンマン」がヒットしたことにより続編が製作。今作より「ウォーマシン」、「ブラック・ウィドウ」が登場。ちなみに本作終盤でアイアンマンのマスクをかぶってドローンと対峙していた少年が後のスパイダーマンという設定もあったりする。

興収は前作を超えるセールスを記録し、2010年世界興収では7位。見事に続編も成功した。

日本では前2作のソニー・ピクチャーズとは異なり、パラマウントが配給*1

宣伝としては、俳優らの来日はなし。そんな中で放たれたのが中村獅童の「アイアンマン」コスチュームと蝶野正洋が今作の敵である「ウィップラッシュ」コスチュームを着ての登場だった。

中村獅童さんって、結構アメコミ映画と関わりが深いんですよね(「アメイジングスパイダーマン2」のエレクトロや「ヴェノム」のヴェノムの吹替、サム・ライミ版「スパイダーマン」シリーズの日本のスパイダーマンとしての宣伝活動)。

公開日も6月11日と決してヒットを狙える時期ではないが、他国より間隔を開けない公開に成功した。

結果としては、「アイアンマン」で取れた初登場1位は当時大ヒットしていた「告白」に譲り2位でスタートしたが、最終興収は前作を上回り、10億円の壁を突破することに成功した。

 

4.「マイティ・ソー」(米・2011年5月6日、日本・2011年7月2日)

・世界興収:4億4932万ドル(2011年世界興収15位)

・日本興収:5.0億円

2011年に入り、ついにユニバースに向けた展開は加速化する。まずはソーの登場だ。

主演にはまだ駆け出しのクリス・ヘムズワーストム・ヒドルストンカメオ出演としてジェレミー・レナー演じるホークアイが初登場。浅野忠信が出演していることも話題となった。

興収は4億ドルを突破。2011年の世界興収15位に。

日本では7月初めに公開。宣伝としては、新日本プロレス棚橋弘至真壁刀義獣神サンダー・ライガーとプロレスファンがともに鑑賞し、ソーに負けない筋肉美とそのパワーを披露するイベントが披露された。

結果としては、初登場5位。最終興収も5億円と日本での「ソー」の知名度がまだまだ高くないことが示された。

 

5.「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(米・2011年7月22日、日本・2011年10月14日)

 

・世界興収:3億7056万ドル(2011年世界興収17位)

・日本興収:3.1億円

ソーが登場してから2〜3ヶ月、今度はキャプテン・アメリカが登場した。

主演はクリス・エヴァンス。第2次世界大戦下を舞台にキャプテン・アメリカの誕生を描いていく。

興収は3億ドルを突破。2011年の世界興収17位となった。

日本では10月に公開。宣伝としては、和製キャプテン・アメリカとしてJOYが作品をPR。レッドスカルに同じくハーフタレントのユージ、さらに別のイベントでは、上島竜兵からのJOYに変化するなんてイベントをして宣伝展開した。

結果としては、初登場6位。最終興収も3億円とまだまだ成功には遠い道のりを歩んでいる。

 

6.「アベンジャーズ」(米・2012年5月4日、日本・2012年8月14日)

・世界興収:15億1881万ドル(2012年世界興収1位)

・日本興収:36.1億円(2012年日本興収9位)

さあ、ついにフェーズ1の集大成。

興収は15億ドルを突破。2012年の世界興収No.1に到達し、当時世界歴代3位にランクインしていた。

日本では8月下旬公開と、他国に比べたら、間隔の空いた公開となった(当初は3日間の先行上映を経て公開される予定だったが、世界的大ヒットにより先行上映分も本公開に充てた)。 そして、配給がパラマウントからついにウォルト・ディズニーに移ったことにより、宣伝もさらに加熱され、ついに日本のアメコミ認知が新たな一歩を踏み出す。

まず、キャッチコピー。「日本よ、これが映画だ。

当時、これを受け入れない人も少なからずいたりと賛否あった。が、このキャッチコピーを活かしたネタも存在しており、キャッチコピーとしての力は大いにあったことは証明されている。

そして、俳優の声優陣起用。ブラック・ウィドウに米倉涼子ホークアイ宮迫博之、ニック・フューリーに竹中直人を起用。これは今でも否定的な声が多く出ている。

そして、サミュエル・L・ジャクソンの来日もあった。

さらには、ロンドン五輪のメダリストによるトークイベントを開いたりとこれまでの作品に比べて様々なイベントを実施。さすが、ディズニーといったところか?

そもそも、今作のCM自体が確か2012年の正月から展開をしていたし、ディズニー側としても力は入れてたのだろう…

これらの宣伝が身を結び、初登場1位。しかも初週末で5億円を稼ぎ出し、最終興収も36億円とこれまでの作品と比べると倍以上の興収を稼ぎ出してしまったのだ。

ディズニーの宣伝方針は批判をされがちではあるが、こうやってヒットに身を結ぶ戦略の立て方は素晴らしいと思う。今のアメコミ認知というのは「日本よ、これが映画だ。」から始まったディズニーの戦略も大きくあることは頭に入れておきたい。

ちなみに2012年のアメコミ映画の興収比較がこちら。4年前(2008年)と比べると成長は見える感じがします。「アベンジャーズ」の大ヒットは着実な一歩となったのです。

 

7.「アイアンマン3」(米・2013年5月3日、日本・2013年4月26日)

・世界興収:12億1481万ドル(2013年世界興収2位)

・日本興収:25.7億円(2013年日本興収18位)

いよいよ、フェーズ2に突入。世界・日本ともにさらなるヒットへと突き進みます。

本作は「アイアンマン」シリーズ三部作の一応の「完結編」となっているため、日本の宣伝キャッチコピーも「さらば、アイアンマン。」とつくほど。  

興収は12億ドルと前作(「アイアンマン2」)の倍の興収を獲得。2013年の世界興収2位にランクインした。

日本では4月公開と、アメリカより早く観ることができ、GW商戦に参戦した。

宣伝としてははるな愛がアイアンマンに扮した「愛アンマン」、藤本敏史木下優樹菜夫妻によるカウントダウン上映会といった「愛」をテーマにした宣伝が多用された。

GWということで強敵・江戸川コナンには勝てず、初登場2位。しかし、「愛」や「完結編」をテーマにした宣伝、さらには「アベンジャーズ」のヒットによりアイアンマンの知名度が上昇。初週末の興収は4億円、最終興収も25億円と前作(「アイアンマン2」)の倍の興収を稼ぎ出した。

 

 

8.「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(米・2013年11月8日、日本・2014年2月1日)

・世界興収:6億4457万ドル(2013年世界興収10位)

・日本興収:6.3億円

マイティ・ソー」の続編。ソーの恋人のジェーンが地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまい、事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るも、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまうという物語。「エンドゲーム」を観る上でも鍵となる作品の一つだ。

興収は6億ドルと前作(「マイティ・ソー」)以上の興収を獲得。2013年の世界興収10位にランクインした。  

日本では翌年の2月公開と公開時期的にも正月気分の冷めた微妙なタイミングでの上映だった。

宣伝としてはクリス・ヘムズワースが来日。

北斗晶佐々木健介ファミリーとともに来日イベントを実施した。

しかし、結果としては初登場4位。最終興収も6.35億円と前作(「マイティ・ソー」)以上の興収を稼ぎ出すものの、10億を突破することは出来なかった。

 

9.「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(米・2014年4月4日、日本・2014年4月19日)

・世界興収:7億1426万ドル(2014年世界興収7位)

・日本興収:7.0億円

キャプテン・アメリカ」の続編。今作で「ファルコン」が初登場し、バッキー・バーンズが「ウィンター・ソルジャー」として登場する。

興収は7億ドルと前作(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」)の倍の興収を獲得。2014年の世界興収7位にランクインした。

日本ではアメリカの公開から2週間後の公開となり、「アイアンマン3」に続き、GW商戦に参戦した。 宣伝としては本作からファルコン役として、俳優の溝端淳平が参戦した。

そして、結果としては同日公開のコナンやクレヨンしんちゃん、当時大ヒットしていたアナ雪につづく初登場4位。最終興収は7.0億円と前作(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」)の倍の興収を稼ぎ出すものの、ソーと同じく10億を突破することは出来なかった。

 

10.「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(米・2014年8月1日、日本・2014年9月13日)

・世界興収:7億7332万ドル(2014年世界興収3位)

・日本興収:10.7億円(2014年日本興収42位)

ついにMCUは銀河系軍団を実写化する。

今作はMCUの中でも高く評価され、興収は7億ドルで、2014年の世界興収3位にランクインと、大ヒットした。

日本では9月中旬の公開で、3連休とぶつかる形となった。 宣伝としてはスター・ロード役に山寺宏一、ロケット役に加藤浩次、グルート役に遠藤憲一を起用。それぞれが宣伝PRを行なった。

また、音楽を多く使っていることから公開時にはダイヤモンド☆ユカイ、DVD発売時にはDJ KOOがイベントに参加した。

結果としては同日公開のるろ剣、さらには当時大ヒットしていた「STAND BY ME ドラえもん」につづく初登場3位。最終興収は10.7億円とアイアンマン、アベンジャーズにつづく10億突破となった。

 

11.「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(米・2015年5月1日、日本・2015年7月4日)

 

・世界興収:14億540万ドル(2015年世界興収4位)

・日本興収:32.1億円(2015年日本興収15位)

アベンジャーズが、再び集結。

興収は14億ドルと前作(「アベンジャーズ」)を超えることはなかったものの、2015年の世界興収4位にランクインした。

日本では4月25日公開予定だったが、そこには「シンデレラ」を公開し、7月4日へと変更。 当初はアメリカよりも先行公開だったはずが、2ヶ月以上遅れての公開。商売の恐ろしさを感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

宣伝としては前作に引き続き、米倉涼子宮迫博之竹中直人を中心としたPRを展開。

ワンダ役のエリザベス・オルセンジョス・ウェドン監督が来日。来日宣伝恒例の法被と鏡割りが行われました。

また、「愛の弓矢」を弓の名手・ホークアイではなく、ブラック・ウィドウ役の米倉涼子が射つというヒット祈願イベントも。  

そして、キャッチコピーなどは前作以上の批判をされました。 「愛」の多用、アイアンマンをまるで犯人扱い、センスのないキャラポスターと多分近年稀に見るセンスのなさを展開してたんじゃないでしょうか?

また、CMではWrethovの「In Memories」が日本版イメージソングとして起用されました。これは良効果だったのかな?  

夏休み映画として7月の頭から公開した結果、初登場1位を獲得。初週末の興収も8億に迫る成績を叩き出したものの、最終興収としては32億円と前作(「アベンジャーズ」)を上回ることは出来なかった。

 

12.「アントマン」(米・2015年7月17日、日本・2015年9月19日) 

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・世界興収:5億1931万ドル(2015年世界興収14位)

・日本興収:12.1億円(2015年日本興収53位)

最小ヒーローが誕生。世界興収は5億ドルを超えた。

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日本ではアメリカから遅れて「ガーディアンズ〜」と同時期の9月中旬公開にし、シルバーウィークにぶつかる形となった。

宣伝としてはホープ役の内田有紀、ルイス役の小杉竜一を中心としたPRを展開。

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アントマン(スコット・ラング)役のポール・ラッドとペイトン・リード監督が来日。

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"最小"のヒーローに肖り、日本"最小"県である香川県、うどん県副知事要潤と対談したりしました。

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結果として、同日公開の実写版「進撃の巨人」後編と「ヒロイン失格」につづき初登場3位を獲得。最終興収は12億円とヒットした。

 

13.「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(米・2016年5月6日、日本・2016年4月29日) 

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・世界興収:11億5330万ドル(2016年世界興収1位)

・日本興収:26.3億円(2016年日本興収19位)

ついにフェーズ3へ突入するも、その最初の作品で描かれたのは分裂だった。

興収は11億ドルを突破し、2016年の世界興収1位に。

日本では「アイアンマン3」以来のアメリカより先の公開に。

宣伝としては米倉涼子溝端淳平宮迫博之といったシビル・ウォー参戦メンバーがPRを展開。

さらに、CMでは日本版イメージソングとなったEXILE ATSUSHIの「いつかきっと…」が使用された。

結果として、コナン、ズートピアにつづき初登場3位を獲得。最終興収は26億円とアベンジャーズ2.5ともいわれるくらいのヒーロー集結映画でもあったため、30億近いヒットとなった。

 

14.「ドクター・ストレンジ」(米・2016年11月4日、日本・2017年1月27日) 

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・世界興収:6億7771万ドル(2016年世界興収11位)

・日本興収:18.7億円(2017年日本興収29位)

天才的神経外科医が最強魔術師に。

興収は6億ドルを突破。2016年の世界興収11位に。

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日本では年明けの遅れ公開に。

宣伝としては吹替にはクリスティーン・パーマー役に松下奈緒、エンシェント・ワン役に樋口可南子を起用。

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さらに、カエシリウス役のマッツ・ミケルセンが来日。

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年明け間もないこともあってか、マッツ・ミケルセンがこたつに入った宣伝は当時話題となった。

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結果として、初登場1位を獲得。最終興収は18億円となった。これまで登場しなかったキャラでここまでヒットする(俳優目的も少なからずあるかもしれないが)。MCUの人気が着実に現れてきたことを感じさせる数字だ。

 

15.「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(米・2017年5月5日、日本・2017年5月12日) 

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・世界興収:8億6375万ドル(2017年世界興収8位)

・日本興収:11.4億円(2017年日本興収53位)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編。

興収は8億ドルを突破。2017年の世界興収8位に。

日本ではアメリカでの公開から1週間後の公開となった。

宣伝としては吹替に加藤浩次遠藤憲一を引き続き起用し、マンティス役には秋元才加が起用された。

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こんな完コピのコスプレをしたイベントも。何気に完成度高いです。

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さらに、ピーター・クイル役のクリス・プラット、ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタジェームズ・ガン監督が来日。

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こんなオリジナルスカジャンがプレゼントされたりもしました。

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そして、問題となったのが邦題。原題は「Vol.2」のところを邦題は「リミックス」としたことで意味が違うということで論争に。ジェームズ・ガン監督が自らTwitterで言及したりと世界を巻き込んだ形となった。

結果として、美女と野獣、コナンに続き初登場3位を獲得。最終興収は11億円と前作(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」)から微増となった。

 

16.「スパイダーマン:ホームカミング」(米・2017年7月7日、日本・2017年8月11日) 

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・世界興収:8億8016万ドル(2017年世界興収6位)

・日本興収:28.0億円(2017年日本興収18位)

ついにMCUで「スパイダーマン」シリーズが始動。

興収は8億ドルを突破。2017年の世界興収6位に。

日本ではアメリカでの公開から1ヶ月後の公開となった。

宣伝としては日本版主題歌に関ジャニ∞の「Never Say Never」を使用したり、関ジャニ∞スパイダーマンをコラボした広告を展開した。

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さらに、ピーター・パーカー役のトム・ホランドジョン・ワッツ監督が来日。来日イベントでは神輿や和太鼓と夏祭りでザ・日本を体現した。

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トムホの法被姿とかなんか家電量販店の新人店員感ありますよね…

↓当時、こんなこと呟いてました(改めて見るとコラが雑っ…)…w

結果として、怪盗グルーに続き初登場2位を獲得。

最終興収は28億円とヒットしたが、「アメイジングスパイダーマン」シリーズを下回る結果となってしまった。

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17.「マイティ・ソー バトルロイヤル」(米・2017年11月3日、日本・2017年11月3日) 

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・世界興収:8億5397万ドル(2017年世界興収9位)

・日本興収:11.5億円(2017年日本興収52位)

興収は8億ドルを突破。2017年の世界興収9位に。

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日本ではアメリカと同日公開に。

宣伝としては吹替にはヘラ役に天海祐希を起用。

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また、宇野実彩子PUNPEEを起用した最速試写会、武尊がソー、把瑠都がハルクに扮したイベントも行われました。

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そして、今回も邦題で物議を醸した。原題の「ラグナロク」ではなく、「バトルロイヤル」。ガーディアンズに続いて、ファンをがっかりさせてしまった。

結果としては初登場1位を獲得。最終興収も11.5億を記録し、「マイティ・ソー」シリーズ最高記録を残した。

 

18.「ブラックパンサー」(米・2018年2月16日、日本・2018年3月1日) 

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・世界興収:13億4691万ドル(2018年世界興収2位)

・日本興収:15.6億円(2018年日本興収37位)

ワカンダの国王陛下がついに登場。

興収は13億ドルを突破。2018年の世界興収2位となった。取り分けアメリカでは社会現象を巻き起こし、「インフィニティ・ウォー」を超え2018年アメリカ興収1位を獲得。MCUで初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされる快挙を果たした。

日本ではアメリカから2週遅れて公開。

宣伝としては吹替にはシュリ役に百田夏菜子を起用。

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ワカンダという謎な国を藤岡弘、が探検するというPRを展開。

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また、今作はケンドリック・ラマーらが音楽に参加していることを狙ったのか、日本のCMではSKY-HIによるラップCMを流した。

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あと、個人的に「陛下、出番です。」ってコピーは好きです。

結果としてはドラえもんにつづき初登場2位を獲得し、最終興収は15億だった。

 

19.「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(米・2018年4月27日、日本・2018年4月27日) 

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・世界興収:20億4835万ドル(2018年世界興収1位)

・日本興収:37.4億円(2018年日本興収12位)

興収は20億ドルを突破。2018年の世界興収1位となった。 

日本ではアメリカと同日公開。

宣伝としてはついに吹替のタレント陣でアベンジャーズ組めるぜと言わんがばかりのイベントを開催。

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さらに、トム・ホランドアンソニー・ルッソ監督が来日し、ファンミーティングを開催した。

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僕のヒーローアカデミア」とコラボしたのも今作である。

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結果としてはコナンにつづき初登場2位を獲得。最終興収は37億と大ヒットを記録した。

 

20.「アントマン&ワスプ」(米・2018年7月6日、日本・2018年8月31日) 

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・世界興収:6億2267万ドル(2018年世界興収11位)

・日本興収:13.2億円(2018年日本興収41位)

興収は6億ドルを突破。2018年の世界興収11位となった。 

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日本ではアメリカから2ヶ月近く遅れ、夏休み終了の週末に公開。

宣伝としては吹替には内田有紀小杉竜一の続投に加え、宮川大輔がFBI捜査官役で出演。

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さらに、スコット役のポール・ラッドホープ役のエヴァンジェリン・リリー、ペイトン・リード監督が来日。

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エヴァンジェリン・リリー池乃めだかの衣装が似ている…

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さらに、日本版イメージソングとして、WANIMAの「JUICE UP!!のテーマ」を起用した。

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結果としては検察側の罪人、実写版銀魂2につづき初登場3位を獲得。最終興収は13億と前作(「アントマン」)以上のヒットを記録した。

 

21.「キャプテン・マーベル」(米・2019年3月8日、日本・2019年3月15日)

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・世界興収:11億2541万ドル(更新中)

・日本興収:19.7億円

興収は11億ドルを突破。

日本ではアメリカから1週間の遅れ公開に。

宣伝としては吹替にはキャプテン・マーベル役に水樹奈々を起用。

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さらに、「謎」を全面に出した宣伝を行い、船越英一郎や「金田一少年の事件簿」のコラボを展開した。

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結果としてはドラえもんにつづき初登場2位を獲得。最終的には20億近くを叩き出した。

 

22.「アベンジャーズ/エンドゲーム」(米・2019年4月26日、日本・2019年4月26日)

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・世界興収:25億4216万ドル(更新中)

・日本興収:47.5億円(更新中)

ということでこちらは現在、絶賛公開中。まもなく世界興収No.1も更新するのではないか?

日本ではアメリカと同日公開。

宣伝としては「インフィニティ・ウォー」に引き続き、吹替アベンジャーズメンバーを前面に押し出した宣伝に。

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さらに、今や日本一稼ぐシリーズとも言える「名探偵コナン」とコラボ。GW映画同士良きライバル関係を築いたということでいいのか?

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結果としてはこれまで壁となっていたコナンに打ち勝ち初登場1位を獲得。まもなく50億突破もあり得るだろう。現在、MCU映画最高記録となっている。

 

・最後に

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こうして、MCU興行収入で振り返ってみたが、着実に日本でも稼げる、映画としてたくさんの人が話せる領域に踏み込むことができた。

宣伝に対しては反感を買うことも多くはあるが、最近も声優さんを押し出したり、「エンドゲーム」は比較的落ち着いた宣伝はされていたように感じる。

この11年間の歩みはアメコミ映画というものをたくさんの人が語れるようになった。街を歩いてもマーベルの服やグッズを持ってたり、アベンジャーズの話も聞こえてくる…これが出来ただけでも成功したと言って良いと思う。

ここまで興行収入という数字を見て、日本はまだまだだなと考える人もいるかもしれないが、着実にヒットしてきていることは確実に言える。

そして、MCUはこれからもつづく。日本のMCUのヒットはむしろこれからが本番なのではないか?

 

興行収入を書くにあたって、宣伝について色々と書いたが、この記事にはより面白く取り扱ってて良い記事なので共有しときます。↓

*1:米国では「アイアンマン」がパラマウント、「インクレディブル・ハルク」がユニバーサルが配給