Takaのエンタメ街道

一生を映画に捧ぐと決めた高校3年生のTakaが主に映画・テレビ・音楽について書くブログです。

ネットをざわつかせたアニメ、ポプテピピック

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今期(2018年冬クール)のアニメは豊作だったような気がする。

からかい上手の高木さん」や「ゆるキャン△」、京アニの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、「宇宙よりも遠い場所」、「スロウスタート」、「三ツ星カラーズ」などなど…今期からはNETFLIXからオリジナルアニメが配信(デビルマンA.I.C.O.など)されるなどアニメの形も多様になった今期。

そんな中、今回このブログで触れたいのは土曜の深夜1時。ネットの話題を独占し、全国の視聴者に困惑と中毒症状を引き起こしたクソアニメポプテピピックだ。

ポプテピピック」について簡単にご紹介すると原作は大川ぶくぶによる4コママンガである。

mangalifewin.takeshobo.co.jp

主人公は中学2年生のポプ子とピピ美。ここまではよくありそうな物語な気がするが…
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ご覧のように中指を立てたり…
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出版社である竹書房を破壊したり…
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一度最終回を迎え、アイドルマンガが始まったと思いきや、再び姿を現すなどとんでもなくおかしい4コマなのである。
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しかし、ネット上で話題となり、ポプテピ発信の用語も誕生する始末であった。
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ついには2017年4月にテレビアニメ化を発表。筆者自身もアニメ化を聞いたときは「あの4コマをどうアニメ化する気だ?30分持つのか?」と困惑をしながら、1月の放送開始を待った。

そして、放送当日。見た人なら分かる通り、とんでもない「クソアニメ」の誕生を目撃してしまったのだ。
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「星色ガールドロップ」(先ほど記述したアイドルマンガ)が始まったかと思いきや、
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ポプテピピック」本編が始まってしまい、
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様々なパロディネタやAC部が製作した「ボブネミミッミ」に度肝を抜かされ、
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15分近くでEDに入ってしまい、
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後半に入ると「再放送」というテロップが入り、同じ物が流れる。しかし、ポプ子とピピ美の声は違うのである。
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さらには、次回予告は「星色ガールドロップ」……

はっきり言って「困惑」である。終了後、すぐにTwitterに行くと「試写会で見たやつと違う」(これは第3話の前半で放送)、「最初に発表された声優と違うではないか!」(当初は小松未可子上坂すみれでこちらも第3話の前半で放送)などの声が挙がり、パロディネタ探しなどでネットの話題を一気に掻っ攫ったのである。

そして、それ以降もこのスタイルを変えることはなく、声優の組み合わせやパロディネタなどで話題になり、果ては「ポプテピピックは百合説」などの考察までに発展し、人々に中毒症状を与えたのである。筆者もその一人である。

なんで、こんなにも面白いのか。はっきり言って分からない。いや、このアニメは「おかしい」から面白いのだ。

そして、筆者が考える「ポプテピピック」の魅力について5つほど挙げたいと思う。

1つ目は声優を入れ替えること。
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普通なら考えられないことだ。何話も通して、演技するからこそ魅力が出てくることもある。しかし、このアニメにはそれは通用しない。

そして、その組み合わせはどこかのアニメで見たような組み合わせ。
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時によっては第5話(金田朋子小林ゆう中村悠一杉田智和)のようなアドリブに走りすぎるなんていう酷さも。

声優それぞれの演技の違いも面白いところだ。

2つ目はパロディネタ。
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ゲーム、映画、ドラマなどサブカルチャー要素のごった煮と言っていいほどパロディネタの宝庫。

筆者はこの手のパロディネタが大好きなので、毎回探すのが楽しみだし、ネット上で探り合うのもまた面白いのである。

視聴者の知識量が試されているようで個人的にはパロディネタの細かさと情報量はこのアニメ、圧倒的だと思います。

3つ目に様々なクリエイターが見れるところ。
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ポプテピピック」にはスペースネコカンパニー製作のメインエピソード「POP TEAM STORY」の他に
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AC部の「ボブネミミッミ」、
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山下諒によるドットアニメ「POP TEAM 8bit」、
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ティボ・トレスカによるフランス語アニメ「JAPON MiGNON」、
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UchuPeopleによるフェルト人形の「POP TEAM DANCE」や
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クッキング番組風の「ポプテピクッキング」、
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サンドアートや油絵を使った「ポプテピピック昔ばなし」など

様々なクリエイターを集結させて、様々な形態を見せていく。「ウゴウゴルーガ」のようだという声が挙がるのもこのような要素があるからかもしれない。

4つ目にキングレコード単独製作であること。
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最近のアニメは「製作委員会」という形で様々な会社が集結し、作業分担などをしてきたが、一社あたりの分配される利益が少なくなるなどの弱点が浮かび、現代アニメの問題点としても取り上げられている。

しかし、今回、キングレコードは単独の製作という手に打った。まあ、こんなクソアニメに関与をしてくれるスポンサーもいないだろうし、やらかしたときはキングレコード単独責任ということで責任分散もなくなるのである。

単独製作はハイリスクではあるが、今回は大きな失敗もなかったので良かったのではないか?

最後、5つ目は全国で同時に放送・配信を行ったことだ。

深夜のアニメになると地域によっては時間や日にちにズレが生じ、ネット上でネタバレを食らうなんてこともある。
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ただ、「ポプテピピック」に関しては地上波とBS、ネットが一斉に同時放送。ネットで一緒に実況することができるのだ。

さらに放送終了後、すぐにニコニコや各種ネット配信サービスで配信。二回目三回目をすぐに見ることができるのだ。

そして、DVD・Blu-rayにはつい最近放送終了した回までが入って発売されている。

これが出来るのはすごいこと。ぜひ、一斉放送なんかは他の深夜アニメでも参考にして欲しいところ。

 

少し余談だが、7月放送の「進撃の巨人」最新シーズンがNHKで放送されるのも放送日にズレが生じる民放深夜アニメより一斉に放送が出来る公共放送になったのも理由の一つじゃないだろうか。

 
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今期のアニメの中でも異彩を放った「ポプテピピック」。なぜ、ここまで話題になったのかを考えてみるとネットで話題になるようなことを完全に理解し、そして、視聴者は実況しながらそれを楽しむ。つまり、SNS時代に対応したアニメではないのだろうか。

ポプテピピック」みたいなアニメはもういい。ただ、このようにSNS時代に対応したアニメスタイルはぜひとも他のアニメでも見習って頂きたいところだ。
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